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ドコモの法人向け5Gソリューション、多分野で映像配信を強化

 NTTドコモでは、官公庁や法人を対象に、5Gを活用したソリューションを展開している。ドコモの5Gソリューション創出や「docomo 5G DX AWARDS 2020」、「5Gマスター」などの取り組みを紹介する。

5Gソリューションの創出

 2019年9月からドコモが実施した「5Gプレサービス」の事例を分析したところ、映像伝送ソリューションの割合が高かったという。また、産業分野別では、IT・サービスやメディア以外にも「教育や観光」「製造」「医療」分野が比較的高い割合を占めていた。

 ここからドコモでは、映像伝送ソリューションを主軸として、これまでの産業分野にとらわれないさまざまな業界へ、ソリューション創出や拡販を強化する。

 ドコモでは、これまで離れた場所で沿革事業を行ったり、農業の講習会を遠隔で実施したりAIプラットフォームを利用したり、様々なソリューションを創出している。

docomo 5G DX AWARDS 2020

 ドコモは「docomo 5G DX AWARDS 2020」を開催した。「まちづくり」や「働き方改革」「ヘルスケア」「産業の高度化」「教育」の5つの社会課題に対し、オープンパートナープログラムを中心に、幅広く提案を募集した。

 結果、応募総数86社の中から4社を選考したという。選考されたソリューションでは、映像伝送だけでなくXRやロボティクス分野のソリューションが選ばれた。

5Gマスター

 ドコモは、法人向けに5Gの知識と提案スキルを兼ね備えた人材「5Gマスター」を全国に配置し、法人営業を強化する。

 5Gマスターは、法人ユーザーとドコモやNTTグループ、パートナー企業とスクラムを組み、課題解決へ導くコンサルティング営業を行う。

 開始当初は約100名のメンバーが在籍し、各地に配属される。