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LG、ディスプレイが回転する2画面スマートフォン「LG WING」を発表

LG WING

 LGエレクトロニクスは14日(韓国時間)、回転式の画面を搭載する5G対応の2画面Androidスマートフォン「LG WING」を発表した。10月に韓国で発売し、その後欧州と北米で展開する予定。価格と日本での取り扱いは案内されていない。

 LG WINGは、6.8インチの有機ELディスプレイと3.9インチの有機ELディスプレイが2層に組み合わさった2画面のスマートフォン。メイン画面を90度回転させることで3.9インチのセカンドスクリーンが出現し、「スイベルモード」として利用できるようになる。

 スイベルモードでは、1つのアプリを両方の画面に表示できるほか、2つのアプリをそれぞれの画面に表示できる。プリインストールのブラウザアプリ(NAVER Whale)では、メイン画面でYouTubeなどの動画を再生しながら、セカンドスクリーンでコメント欄やサーチバーを表示するといった使い方にも対応する。このほか、メイン画面に地図を表示しながらセカンドスクリーンで電話を利用するなど、さまざまなマルチタスク操作が可能になるとしている。

 スマートフォンでは世界初だというジンバル機能を備え、6軸のスタビライザーを搭載する。動画撮影時はセカンドスクリーンをグリップとコントローラーとして利用できる。

 カメラは、アウトカメラが6400万画素のメイン、1300万画素の超広角、1200万画素の超広角の3眼カメラで、ポップアップ式の3200万画素のインカメラも搭載する。ポップアップ式のインカメラとアウトカメラで同時に録画することも可能。

 ヒンジ部分には油圧ダンパーを採用し、メイン画面の背面には熱可塑性樹脂のポリアセタール(POM)を塗布したことで、なめらかな画面回転が実現し、回転時の負荷も軽減しているという。ヒンジ部分は20万回の回転にも耐久するとしている。また、加速度センサーが搭載され、端末の落下を検出した際は、ポップアップカメラが瞬時に収納される。

主な仕様

 OSはAndroid 10。チップセットはSnapdragon 765Gで、5Gに対応する。メモリ(RAM)は8GBで、ストレージ容量は128GBまたは256GB。最大2TBのmicroSDXCに対応する。

 ディスプレイは、メイン画面は6.8インチ(2460×1080ピクセル、20.5:9)の有機EL、セカンドスクリーンは3.9インチ(1240×1080ピクセル、1.15:1)の有機EL。

 カメラは、アウトカメラは6400万画素のメイン(F1.8、視野角78°、0.8μmピッチ)、1300万画素の超広角(F1.9、視野角117°、1.0μmピッチ)、1200万画素の超広角(F2.2、視野角120°、1.4μmピッチ)の3眼カメラで、ポップアップ式のインカメラは3200万画素(F1.9、視野角79.6°、0.8μmピッチ)。

 通信方式は5G NR/4G LTE-Advanced/3Gに対応する。Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac)、Bluetooth 5.1、NFCをサポートする。外部接続端子はUSB Type-C(USB 3.0)。画面内に指紋認証センサーを搭載する。

 バッテリー容量は4000mAh。IP54の防水・防塵、ワイヤレス充電、Quick Charge 4+の急速充電に対応する。

 大きさは169.5×74.5×10.9mmで、重さは260g。カラーはAurora Gray(オーロラグレイ)とIllusion Sky(イリュージョンスカイ)の2色。

LG WING(Illusion Sky)
LG WING(Aurora Gray)