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接触確認アプリ「COCOA」iOS版、不具合修正のバージョン1.1.3が登場

 厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症対策の一環として提供するスマートフォンアプリ「COCOA」で、不具合を修正したiOS版(バージョン1.1.3)の提供を開始した。Android版のアップデートは近日実施される。

 COCOAは、グーグルとアップルの開発したAPIを用い、個人情報は取得せずにスマートフォンのBluetooth機能で近くにいる人のスマートフォンと情報を交換する。交換するきっかけは、COCOAの場合、「おおむね1m以内に15分以上近くにいた場合」となっている。

 しかし、スマートフォンの性能、周辺の環境によって違いがでるため、検出精度を上げるためには継続的な設定の見直しが必要と厚生労働省では説明。

 これまで寄せられた、ユーザーからのさまざまな報告を踏まえ「想定よりも広い範囲での接触が検知されている、あるいは本来検知すべきではない接触が含まれてしまっている疑いがある」として、今回のバージョン1.1.3では、内部処理を改良して、検出精度の向上が図られている。

 なお、COCOAのダウンロード数は、7日(月)17時時点で約1631万件に達している。