ニュース

メルカリ、リコール発生時に出品者・購入者に注意喚起を行う「リコール品プログラム」

「リコール品プログラム」

 メルカリは、フリマアプリ「メルカリ」で出品・購入した商品にリコールなどが発生した場合、その商品の出品者・購入者にリコール情報を通知する「リコール通知プログラム」を開始した。製造・輸入事業者などと商品の情報を連携し、リコールが発生した場合に、リコール品の出品・購入者を特定し、商品の迅速な回収を可能にする。

 リコール品プログラムでは、製造・輸入事業者などから提供された商品の製造、流通、販売の停止、回収、商品の交換、改修などの情報をもとに、メルカリが該当商品の出品者や購入者を特定する。該当した出品者や購入者には、メルカリアプリ内の「お知らせ」でリコールに関する情報を通知する。

製造・輸入事業者からの情報をうけ、該当商品の出品者・購入者に通知

 同社は、これまでも重大事故のあった製品について、購入者への注意喚起などを行ってきていたという。リコール品プログラムの開始によって、より確実にリコール品の回収を進められるようになり、事故防止につながるとしている。

 このような取り組みは、2020年6月に経済産業省の「インターネット取引における製品安全に関する検討会」で取りまとめられた「インターネット取引における製品安全に関する提言」で、モール運営事業者に期待されるものの1つとされていたという。