LINE上で自社サービス展開可能な「LINEミニアプリ」、法人向けにエントリー受付を開始

LINEミニアプリ

　LINEは、同社が運営するコミュニケーションアプリ「LINE」上で、企業が自社サービスを展開できる「LINEミニアプリ」のエントリー受け付けを法人向けに開始した。

　LINEミニアプリは、予約・注文・決済・会員証といった企業の自社サービスを、無償でLINEアプリ上に提供できるWebアプリ。

　LINEアプリ上でサービスを展開することで、ユーザーは個別のアプリダウンロードや会員登録をすることなくサービスを利用できる。企業は、サービスを利用するユーザーのLINEアカウントに紐付いた利用データを取得し、サービスの改善やLINE公式アカウントなどを通じたマーケティング施策に活用できる。

　2019年6月の構想発表以降、先行して「スシロー受付/予約」「クラシル」「ジョルダン乗換案内」など、一部の企業による先行提供が行われている。

先行事例の例

　「3COINS」などを展開するPAL CLOSETでは、店頭の会員証発行とオンラインショッピングでLINEミニアプリを導入し、新規会員数は前月比2倍、LINE公式アカウントの友だち数も導入1カ月で10万人増加し、ブロック率も減少したという。

　また、シューズブランドのAllbirdsでは、店内入場の順番待ちにLINEミニアプリを活用。順番待ちユーザーの80％超がLINEミニアプリを経由している。

　LINEミニアプリは、現時点ではサービス内容を事前に審査後、LINEが承認したサービスのみユーザーへ提供が可能となる。

リリースまでの流れ

　今後は、すき家、はなまる（はなまるうどん）、吉野家、ロクシタンジャポン、UCC上島珈琲（COFFEE STYLE UCC）などさまざまな企業やサービスにおいてLINEミニアプリを提供する予定。