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新型コロナ接触確認アプリ「COCOA」iOS版、表示の不具合を修正

 厚生労働省が新型コロナウイルス感染症対策の一環として提供するスマートフォンアプリ「新型コロナウイルス接触確認アプリ COCOA」のiOS版の最新バージョンが公開された。6月19日の公開後、初めてのアップデートになる。

 バージョン番号が1.1.1となり、表示の不具合などが修正されたという。COCOAでは、アプリの利用開始日が誤ってアプリを使っている当日の日付になるという事象が報告されており、本誌が確認したところ、正しく表示されるようになっていた。

 なお、COCOAの最初のバージョンでは、陽性報告に関する表示エラーが指摘されている。COCOAでは、ユーザーが新型コロナウイルス感染症の陽性になった場合、アプリ上で「陽性になった」と自ら申告できる。その際、新型コロナウイルス感染症等情報把握・管理支援システム(HER-SYS)から発行された処理番号を入力することになるが、6月19日に公開された最初のバージョンでは、偽の処理番号を入力すると、仕組み上では受け付けていないにも関わらず、「完了しました」とあたかも番号を受け付けたかのような表記になる事象があった。しかしこの処理番号に関する表示については、30日午後、編集部で確認したところ、iOS版、Android版のどちらも誤った番号を入れると「失敗しました」といったメッセージになって、受け付けない案内になっている。