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スマホのデータを用いて生活習慣病治療をオンライン化する実証実験――KDDIなど3社

 KDDI、KDDI総合研究所、PREVENTの3社は、KDDIグループの社員と家族を対象にスマートフォンのデータを活用した生活習慣病の重症化予防事業の実証実験を開始した。期間は9月まで。

 実験には、PREVENTの医療専門職による生活指導をオンライン上で提供する「Mystar」を用いる。KDDIグループの社員・家族のうち、生活習慣病の治療中など同実験の条件に適合する対象者約100人のスマートフォン上からWebアクセス履歴、位置情報、決済情報、サービス利用履歴などを取得。Mystar参加以前の生活習慣の特徴の分析、生活指導の介入効果の予測、生活指導の個別最適化に加えて症状の改善・悪化の早期検知やプログラム効率化などの支援を行う。

 KDDIでは、2020年秋以降、生活習慣病に関わる医療機関や研究機関、生活習慣重症化予防や医療費適正化といった課題を抱える自治体や企業健保とパートナーシップを結び、ICT技術を利用した生活習慣改善プログラムの実用化を目指すとしている。