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KDDI高橋社長、楽天モバイルのauローミングエリア2GB→5GB化は「寝耳に水」

 KDDIの高橋誠代表取締役社長は、楽天モバイルが4月8日に始めた正式サービスで、auのローミングエリアでの品質変更について「寝耳に水だった」とコメントした。14日の決算説明会で語った。

 楽天モバイル自身のサービスエリアが構築されていない場所では、auのサービスエリアへローミングするようになっている。

 高橋氏は「設備面での対応もあるので、よく協議しなきゃいけないと楽天さんにも申し上げた」と語り、事前の告知なくauエリアを使うローミングサービスの仕様変更が突然だったことを明らかにした。

 現時点では、楽天モバイルのスタートは想定通りの動きとして急ぎ対応する必要はないとしたものの、「今までいくばくかMVNOへ乗り換えがあった。それと同等くらいがMNOの楽天モバイルへ乗り替わっている。ローミング手数料も想定の範囲内。楽天への乗り換えが増えても手数料は増える構造だが、楽天さんは我々にとっては新たな競争相手。シェアが奪われないようにしたい。楽天モバイルのMVNOから乗り換えてもらえるようにしたい」とした。