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【今日は何の日?】アンテナの色で紫外線の強さがわかる!? 独特の機能が光る17年前のケータイ

2020年4月10日、本誌「ケータイ Watch」は、創刊20周年を迎えることができました。20周年となる2020年度、本誌では、日々「これまでの20年」を振り返ってまいります。

 近年のスマートフォンは、カメラ性能やバッテリー容量、画面の大きさ・繊細さなどのスペックを重視することが多い。実際にメーカー各社もこのような部分をプッシュしている。

 一方で、本体のデザインについては、どの機種どのメーカーも似たようなものになっていることが多い。画面の大きさやカメラレンズの数こそ違えど、大きな画面があって、側面に音量調整ボタンと電源ボタン、背面にカメラがついているという形。多少例外はあっても大体のスマートフォンはこのようなデザインだ。

 ところが、スマートフォンのスの字もなかった17年前の携帯電話は、デザインもカメラの位置も違う、個性派揃いだった。今回は、17年前のauから発表された、CDMA2000 1xの新ラインナップを一部ご紹介する。

CDMA2000 1xの新ラインナップ、この一部をご紹介する

ぐるぐる回して操作する、ヒンジ部分にカメラをつけた「A5402S」

 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製の「A5402S」は、折りたたみのヒンジ部分にカメラを搭載している。背面カメラにもフロントカメラにもなる配置だ。

 カメラと12キーの間にある方向キーは、ソニー・エリクソンの携帯でおなじみとなったジョグダイヤルと呼ばれるもの。独特の操作性は一部のファンには好評だったようだ。

 また、現在のスマートフォンはカバーを別途購入して、好みのデザインにするユーザーが多い。この機種では、着せかえパネルが備わっており、パネルを交換することで様々なデザインにすることができた。

着せかえパネルを入れ替えた様子

紫外線の強さでアンテナの色が変わる「A5306ST」

 三洋電機製の「A5306ST」は、背面に1.3インチのサブ液晶を搭載している。

 変わっている点が、太陽光の紫外線量でアンテナの色が変わる「UVチェッカーアンテナ」。他機種にはない、17年後の2020年にもない、独自の技術がつまっているのも、この時代の携帯電話ならではといえそうだ。

 みなさんは、17年前に持っていた携帯電話を覚えていらっしゃるだろうか。外出自粛中、昔持っていた携帯電話のことを思い出されてみてもいいかもしれない。

 ちなみに17年前の私は、ケータイのケの字もしらない10歳の頃。今回の機種は、見るものすべてが新鮮なラインナップだった。