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「+メッセージ」で金融機関横断の手続きが可能な共通プラットフォーム「AIRPOST」、6月下旬に開始予定

 NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの携帯3社とジェーシービー、東京海上日動火災保険、日本生命保険、野村證券、みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行の金融7社およびトッパン・フォームズは、「+メッセージ」アプリで利用できる共通手続きプラットフォーム「AIRPOST(エアポスト)」を構築し、2020年6月下旬以降の提供開始を目指す。

 AIRPOSTは、金融機関などにおける各種手続きを、携帯キャリアが提供する「+メッセージ」アプリ上で一括で行える共通のプラットフォーム。まず2020年6月下旬以降に口座振替の申し込みに対応し、2020年内には住所変更などの諸届けへの対応を予定する。

 金融機関の手続き以外にも、行政手続きへの対応や、マイナンバーカードを活用した公的個人認証サービスとの連携も予定する。

 AIRPOSTへの参画企業と参画予定時期は三菱UFJ銀行、三菱UFJファクター、武蔵野銀行が6月、ジェーシービーが9月、東京海上日動火災保険が12月の参画を予定している。このほか、複数の損害保険会社や地方銀行、証券会社も参画を検討している。

 同プラットフォームは、2019年4月23日に三菱UFJなど金融5社とトッパン・フォームズが構築に向けた検討の開始に合意した。以降、携帯3社やみずほ銀行、三井住友銀行も参画し、デジタルトランスフォーメーション(DX)実装に向けたプロジェクトとして検討が進められていた。