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カメラで体表面温度を測定できる「CAT S61」、兼松コミュニケーションズから

 兼松コミュニケーションズは、CAT製のSIMロックフリー Androidスマートフォン「CAT S61」を発売した。

 CAT S61は、米FLIR製の温度検知カメラを搭載し、-20度~400度までの表面温度を測定できる。台湾では、新型コロナウイルスの対策として、大学の入り口で学生の体表面温度をチェックするための端末として採用実績がある。

 米国防総省の納入規格(MIL規格、MIL-STD 810G)に準拠しており、1.8mの落下試験に耐え、IP68相当の防水防塵性能を持つほか、濡れた手や手袋をしたままでも操作できる。揮発性有機化合物(VOC)センサーも備えており、空気中に人体に有害な物質を検知した場合、アラームで警告する。

 レーザー支援型距離測定機能により、CAT S61本体に保存された画像から長さ、高さ、エリアを測定できる。単位はヤード・ポンド法とセンチメートル法で切り替えられる。

主なスペック

 出荷時に搭載するOSは、Android 9.0。SoCにはクアルコムの「Snapdragon 630」を採用しており、4GBのメモリーと64GBのストレージを備え、200GBまでの外部メモリーに対応する。5.2インチのIPSディスプレイ(フルHD)を搭載している。

 アウトカメラは、16MPのメインカメラ(FLIRサーマルカメラ)で、8MPのインカメラも備える。

 バッテリーサイズは、4500mAh。充電にはUSB Type-Cを使用する。Bluetooth 5.0に対応するほか、RDS対応のFMラジオも利用できる。

 SIMカードサイズは、nanoSIMでDSDSに対応する。ネットワークはドコモ、au、ソフトバンクの4G回線のVoLTEに対応する。また、Wi-Fi(802.11 a/b/g/n/ac)とNFCも備える。

 本体の大きさは、77.6×155.3×12.8mmで重さは260g。