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NECとコニカミノルタが5Gで協業、開発拠点に「ローカル5G」を構築

 日本電気(NEC)とコニカミノルタは、5Gを活用したデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するため、協業を発表した。2020年10月竣工予定のコニカミノルタ開発拠点に、NECがローカル5G環境を整備する。

2020年10月竣工予定の「InnovationGarden OSAKA Center」(イメージ)

 両社は、画像IoT/AI技術、働き方、ヘルスケア、ものづくり領域において、5Gを活用するための協業を発表。協業の第1弾として、2020年10月竣工予定のコニカミノルタ開発拠点「Innovation Garden OSAKA Center」高槻新棟において、NECが5G基地局などのネットワーク機器を提供し、ローカル5Gの検証環境を整備する。

 ローカル5Gは、5Gの電波を企業や自治体に割り当てることで、個別のニーズに応じた柔軟な5Gネットワークが構築できるというもの。NECは、2019年12月にローカル5Gへの本格参入を発表している。

 コニカミノルタが持つ、光学デバイスや画像センシング技術とIoT・AIを組み合わせた「画像IoT」、オフィス機器、医療機器などと、NECが持つ、5GやAI技術を生かし、産業光学システムや医療機器、オフィス機器の高付加価値化を実現するという。

 Innovation Garden OSAKA Centerは、オープンラボとしても提供される。共創パートナーと一緒に進める研究開発の場とし、業界や規模を問わず連携していく。