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「ICT×林業」で後継者問題の解決を、「山村ICT化推進プロジェクト」――KDDIなど

 KDDI、LASSIC、鳥取県八頭郡智頭町は、地方山間部の課題をICTによって解決を目指す「山村ICT化プロジェクト」を共同で開始した。また、これに伴い3者は「地域活性化を目的とした連携に関する協定」を締結した。

 智頭町は、急速な少子高齢化により地場産業である林業などの継承者問題を抱えている。同プロジェクトでは、担い手不足による事業継続などの課題に対して最新のICTを取り入れた新たな仕組みを開発し、実装することで若年層のUIJターンを促し、同町の地場産業後継者の育成を目指す。

 具体的な取り組みは、智頭町の住民や鳥取県内外の学生の智頭農林高校の生徒を対象に5G/IoTなどの先進技術セミナーの開催。また、KDDIとLASSICが智頭町の課題に対して、リモート人材サービスで全国各地から募る外部有識者の知見を組み合わせながら、ICT技術の実装を検討する。

 第1回「山村ICT化」推進ワークショップは3月20日13時から開催される。場所は智頭町保険・医療・福祉総合センター「ほのぼの」。当日はKDDIのICT技術の活用事例の紹介やアイデア検討のグループワークなどが行われる。

 参加対象者は、スマート農業の実装に興味がある社会人と学生30名程度。年数回のワークショップとその後の活動に継続的に参加できること。申し込みは専用申込Webページから受け付けている。

イベント情報
イベント名第1回「山村ICT化」推進ワークショップ
開催場所智頭町保健・医療・福祉総合センター「ほのぼの」
住所:鳥取県八頭郡智頭町大字智頭1875
申し込み方法専用申込Webページ