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ソニー系MVNE、法人向けIoTサービスをトリプルキャリア対応に

 ソニーネットワークコミュニケーションズスマートプラットフォームは、法人のIoTデバイス向けに提供するデータ通信SIMカードのプランを拡充する。

 同社では、従来から法人向けにNTTドコモをMNOとするサービスを提供していたが、auおよびソフトバンク回線に対応したサービスを12月13日に追加し、低速無制限プラン、100MB/3日プラン、3GB/月プランを提供する。

新プラン

 低速無制限プランは、上下最大256kbpsで通信容量の制限はなし、IoTデバイスの稼働状態の監視など、高速なデータ通信を必要としない用途に適する。

 100MB/3日プランは、3日間で合計100MBまでLTEと3Gの高速なデータ通信が利用できる。容量超過時の通信速度は300kbpsに制限される。

 3GB/月プランは、1カ月あたり3GBまでLTEと3Gの高速なデータ通信が利用できる。月間3GBのほか、3日間で500MBを超えると、通信速度が200kbpsに制限される。

 いずれのプランもドコモ、au、ソフトバンクの回線に対応するほか、オプションでグローバル固定IPアドレスを利用できる。ドコモとソフトバンクでは4G LTEおよび3Gに、au回線は4G LTEのみ利用できる。

検証用に最大60日間の無償提供も

 このほか、検証用に法人のIoT向けデータSIMを無償提供する。受付期間は12月13日~2020年3月15日までで、無償利用期間は着荷日から最大60日間、最終利用日は2020年3月31日まで。

 プランはIoT向けデータ専用プランで、通信速度は最大256kbps、月間の通信容量に制限はない。申込は1法人あたり最大で2枚までだが、応相談としている。

 SIMカードの種別は、ドコモ(3in1)、au(3in1)、ソフトバンク(nano)の3種類。同社の問い合わせフォームにて申込を受付する。