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需要があるエリアをカーナビのように案内、タクシーアプリ「MOV」が乗務員向けに

 ディー・エヌ・エー(DeNA)は、タクシー配車アプリ「MOV」において、乗務員向けに、AIの需要供給予測に基づいてルートをナビゲーションする「お客様探索ナビ」の商用化を開始した。

 お客様探索ナビは、タクシーが走行する位置や速度などを解析し、需要があるエリアにカーナビゲーションのように案内するシステム。他のタクシーによる供給量も加味しながら、道路レベルで需要が分析され、乗務員は目的地を入力せずに、タクシーに乗りたいユーザーを見つけることができる。

 まずは、神奈川県横浜市中区・西区・南区・神奈川区・保土ヶ谷区の5区で実施する。今後、データが集積し、実用性が確立したエリアに展開していく。これまで同サービスは「AI探客ナビ」として実証実験を行っていたが、商用化にあたり名称が変更された。

 同社は、お客様探索ナビが、業務に慣れていない新人乗務員へのサポートになることで、乗務員への不安が解消すると説明。乗務員の新規採用が広がり、人手不足の解決につながるとしている。