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ソフトバンクとe5ラボ、次世代通信衛星による海上サービスを検討

 ソフトバンクとe5ラボは、次世代通信衛星を利用した海上ブロードバンドサービスの提供に向けて覚書を締結し、共同検討を開始した。

 e5ラボは、電気推進船の開発および普及促進、海運インフラサービスの構築を目的に、旭タンカー、エクセノヤマミズ、商船三井などが設立した企業。

 両社は今後、「通信衛星を利用した実証実験」と「次世代通信衛星を利用した実証実験」の共同実施を予定している。実験を通して、次世代通信衛星を利用した海上ブロードバンドサービスの商用化、海運業界の課題となっている船内通信環境の改善を目指す。

 「通信衛星を利用した実証実験」は、2020年1月~5月に実施予定。e5ラボが企画を担当し、ソフトバンクが船舶に平面アンテナやローカル無線局を設置。人工衛星経由の通信試験を行う。

 「次世代通信衛星を利用した実証実験」は、2021年1月~2022年3月に実施予定。英OneWeb社の低軌道衛星通信サービスを用いた通信試験を行う。船舶でのIoTデバイスの活用、リモート操縦に向けた陸上との通信試験も実施する。