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au、台風19号に備えた支援体制を発表

 KDDIは10月10日、台風19号による通信サービスへの影響に備え、本社対策本部と現地対策室を立ち上げた。12日頃と予想される関東・東海地方への接近に備え、緊急対応の体制を整えていると発表した。

 具体的には、複数の上陸パターンを想定し、通信の復旧などに携わる人員の確保や、移動基地局車、電源車といった機材を必要な場所に配備するための準備が進められている。

 同社は、9月の台風15号対応では約4000人の復旧要員と約330台の電源車・ポータブル発電機、約50台の車載型・可搬型基地局、船舶型基地局などにより携帯電話ネットワークの復旧対応にあたった。今回、同等の被害規模を想定して体制を構築している。

 なお、「災害用伝言板」「災害用音声お届けサービス」については、8月の九州北部大雨以降、継続して運用されている。auショップは一部店舗で休業または時短営業を行うが、営業店舗では無料充電サービスを実施する。また、千葉県内の避難所などに充電設備を設置している。