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「Apple 丸の内」が9月7日オープン、日本最大のアップル直営店を見てきた

 来たる9月7日10時、東京駅そばにアップルの新店舗「Apple 丸の内」がオープンする。国内では9店舗目、そしてその規模は国内最大になるという。来店者には先着で特製のトートバッグがプレゼントされる。

 5日午前には、ひとあし早く、報道陣向けに「Apple 丸の内」が公開されたので、その中身をご紹介しよう。

丸ビルのすぐよこ
店内からも東京駅が見える

ガラス張り、竹が印象的な店内

 東京駅から徒歩3分、竣工して46年になる三菱ビル(東京都千代田区丸の内2-5-2)1FにオープンするApple 丸の内。ガラス張りの店舗で、その内側には国産の竹が植えられているのが目をひく。その店舗デザインは、三菱ビルの外観である構造グリッドにインスピレーションを受けたもの。コーナー部分には丸みを表現するため、菊川工業がオーダーメイドで手がけたアルミニウム製、高さ2階分、ヴィトリン・スタイルのショーウィンドウを備える。

 店舗内には、iPhoneやApple Watchなどのアップル製品だけではなく、サードパーティの周辺機器を展示し、実際に手に触れて体験できるようになっている。1階中央には大型ディスプレイとフォーラムと呼ばれる空間が設置されており、そこで、さまざまなクリエイティビティに関するレクチャーを受けられる。

1階
竹が印象的
実機がずらり
入口からフォーラムを観たところ
フォーラムの上には吹き抜け
フォーラム
フォーラムそばに補聴器の案内も

 2階もアクセサリーが展示されるほか、ユーザーをサポートするジーニアスバーや、レクチャーを受けるスペースが用意される。

2階
2階の窓からはお馴染みのマーク
こちらは法人向けの商談室

 過去18カ月では、新宿、京都に続くオープンとなり、アップルでは年内にさらにもう1店舗、オープンさせる予定。これらの店舗はたとえば丸の内では竹を採用するなど、内装の違いはあるが、いずれもフォーラムなどを共通の仕様を備え、無償のセッション(各種レクチャー)が用意されるなど、体験できる内容はアップルとして統一した形。

 130名を超えるスタッフがApple 丸の内に集結しており、その半数以上は国内の他店舗から移籍してきたメンバー。そのうち4人は15年を超えるキャリアの持ち主で、オープン当初から手厚い対応を実現。さらに全員で15の言語にも対応しており、日本有数のターミナルである東京駅近くの店舗として、国内外のユーザーをアテンドできる体制を整えた。

トゥーザ氏

 アップルのシニアマーケットディレクター(アジア太平洋地域対応)のデニー・トゥーザ氏は、「皇居にも近く、歴史的な東京駅の向かいに位置する店舗になる。アップルにとって、2003年に米国外初の店舗を設けるなど、日本は特別なマーケット。Apple 丸の内は、アップルにとって、日本における大規模な店舗拡大の一環。新宿、京都、丸の内と展開することで、日本における直営店の面積は昨年4月から50%以上拡大した。また福岡の直営店は、9月末、面積を増やして新たな場所へ移転する。表参道もリニューアル中で、完成すれば、日本の直営店舗の半数以上で、アップルの最新店舗デザインが採用されることになる」と解説し、国内で今後も注力する姿勢を示した。