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若年層のキャッシュレス普及に挑むメルペイ、CMキャラクターに「HIKAKIN」「はじめしゃちょー」を起用
2019年8月30日 15:18
決済サービスのメルペイは8月30日、友達招待でポイントを付与する新キャンペーン「すすメルペイ」の発表会を開催した。発表会には、CMキャラクターに就任した人気動画クリエイター「HIKAKIN」「はじめしゃちょー」も登場した。
メルペイの強みは「あと払い」と「売上金」
メルペイは、フリマアプリ「メルカリ」に組み込まれたスマートフォン決済サービス。独自のQRコード決済のほか、「iD」による非接触決済、ファッション通販サイトなどでのオンライン決済に対応する。
マーケティング責任者の山代 真啓氏は、メルペイの強みとして、充実した決済方法のほかに「メルペイあと払い」と「メルカリの売上金」という2点を挙げる。使用時にその都度チャージする必要がなく、1カ月分の利用額をまとめて支払える後払いシステム、そしてメルカリで不要品を売った際の売上金を使える仕組みによる利便性の高さをアピールした。
サービス開始以来、メルペイはコンビニや外食チェーンと協力し、還元率50%、70%といった大型キャンペーンやクーポン配布を行ってきた。定着率は明示していないものの、キャンペーンをきっかけに使い始めたユーザーにも魅力を感じてもらえるだろうと利便性への自信を語る。
若年層にキャッシュレス決済を普及させるためには?
メルカリ自体の利用者は若年層が多く、全ユーザーのうち10代・20代が46%、30代も含めると70%に及ぶ。売上金の利用など、メルカリとメルペイは親和性の高いサービスとなっているものの、ローンチ当初は一般的な決済サービスに近い年齢構成比で、30代、40代が中心だという。
そこで、メルカリの顧客基盤を活かすだけではなく、プロモーションにおいても若年層への普及に的を絞ったのが今回の施策だ。
若年層にアプローチするには、「クチコミ」と「インフルエンサー」の活用がカギになると山代氏。これを踏まえて、今回の施策は「招待した人・された人がお互いにポイントをもらえる」ということをきっかけにメルペイを広めてもらうキャンペーン(=クチコミ重視)と、「登録人数に連動して予算が増え、大規模なファンイベントが開催される」というギミックを取り入れた人気動画クリエイターとのタイアップ企画(=インフルエンサー重視)の2つを軸に展開される。