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ソフトバンク、「ハリー・ポッター:魔法同盟」国内初のスポンサーに

ローンチイベントには生駒里奈、DAIGO、ハリー声優の小野賢章も

 世界的人気作品を題材にした、新たなスマートフォンゲーム「ハリー・ポッター:魔法同盟」の日本語版が2日、登場した。あわせてソフトバンクが国内初のパートナーになったことも発表されている。

 2日に開催されたローンチイベントには、タレントの生駒里奈、DAIGO、そして映画でハリー・ポッターの吹き替えを少年のころから担当してきた小野賢章の3人が登場した。

「魔法同盟」にソフトバンク、ワイモバイルのショップ

 現実世界を舞台にプレイする「魔法同盟」では、街中にあるさまざまなスポットが「宿屋」「温室」「砦」といった形で登場する。そのほとんどは、「魔法同盟」を開発したナイアンティックの代表作である「Ingress」のエージェント(プレイヤーのこと)たちが登録したものだ。

 その一方で、ナイアンティックの作品は、現実世界に店舗を構える企業がスポンサーになることがある。今回、「魔法同盟」では、ソフトバンクが国内で初めてのパートナーになり、ソフトバンクブランドおよびワイモバイルブランドのショップ約3300店舗がゲーム中に登場することになった。ゲーム中では魔法エネルギーを回復できる宿屋か、魔法使いチャレンジというバトルイベントへ参加できる砦として登場する。

スポンサードされたスポットは、異なるカラーリングが施されているという。

スポンサーのスポットならではのアイテムも?

 ソフトバンク側の担当者である先端技術サービス推進課長の坂口卓也氏は、本誌の取材に対して、ナイアンティックのゲームタイトル全てでスポンサードする理由を「ソフトバンクのことを認知してもらい、ショップの場所を覚えていただければいい。ユーザーの方々の好きな世界に出てくるブランドになれれば」と語る。

 ナイアンティック作品に熱中した経験もある筆者にとって、確かにソフトバンクショップの場所は、プレイする中で自然と覚えていった経験がある。それも、駅と自宅、勤務先の道筋といった生活圏内から少し外れた場所も記憶に残る。ゲーム内に特別なアイテムとしてスポンサーブランドのものが登場すれば、その希少性もあって、ブランドへの親近感は高まる。

 またスポンサー提供のスポットでは、何か特別なアイテムが手に入るのか。坂口氏は「今回はそうした仕組みもあるようだ。ぜひやっていきたい」とコメントする。

 また2日のイベントでは、ナイアンティックおよびワーナー関係者から、近日、リアルイベントの予告を発表することが明らかにされた。坂口氏は、そうしたイベントでの電波対策もきちんと実施し、さらにはイベントでのバッテリーの提供なども実施していくと語っていた。

DAIGOと生駒も興奮

 2日のローンチイベントに登場したDAIGOは「今日のイベントに出演させてもらい光栄。昨日は気持ちを高めるため、映画を見返した」とコメント。

左から生駒、DAIGO、小野

 続いて生駒里奈も「小説も全て読んでいる。USJではハリーになりきってバタービールも飲んだ。あこがれの世界、一度は自分もなってみたい、行ってみたいと思った世界」と熱烈なファンであることをアピールする。

 会場には、12歳のころから10年間にわたり主役であるハリー・ポッター役を担当してきた小野賢章も登場。その小野を前にして、生駒は「エクスペクトパトローナー(劇中の呪文)って言いたい! でも本物(小野のこと)がいると緊張します」とはにかみながら、司会に促されて呪文を唱える。

 そこで小野はすかさず「ハリーがその呪文を唱えるときは、エクスペクトパトローナームッになるんです」と語尾が異なることを紹介。その場で実際に演じてみせると、一般のファンも来場していた会場内では、完成度の高さに歓声が起こる。

 その小野も、ハリー・ポッターの吹き替えが1年~1年半に一度あり、仕事のたびに遠い親戚へ会っているような気持ちになっていたと紹介。「魔法同盟」では温室が登場することから、吹き替えを行っていたころを思いだし「温室のシーンはとても印象に残っている。ああ、ここは魔法界なんだと感じる」とコメント。

 DAIGOは「RIK(令和で一番期待している)ですよ」「MDMDですよ。魔法同盟マジ大好き。まだやってないのにね」といつも通りのDAI語を繰り出して期待の高さを示す。

 ナイアンティックの川島優志氏がゲーム内容を紹介する中で、セルフィーをカスタマイズするデモンストレーションに参加した生駒は「一足早く魔法省IDも作らせてもらった。友人を誘って、はやくインストールして遊びたい」と笑顔で語っていた。