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Raspberry Piベースのエッジ処理ネットワークカメラ、ソラコムから

 ソラコムは、LTE通信に対応するエッジ処理カメラ「S+ Camera Basic」を発表した。カメラ5台と3カ月分のサービス利用料、活用のためのトレーニング、コンサルティングをセットにした「S+ Camera トライアルパッケージ」を98万円(税別)で提供する。

 「S+ Camera Basic」は独自開発のIoTデバイスで、現場でデータを処理して必要な情報だけを送信するエッジ処理が可能。エッジ処理を行う基盤はRaspberry Piをベースとしている。

 データ通信サービス「SORACOM Air」の通信モジュールが搭載されており、電源に接続するだけですぐに利用でき、遠隔からエッジ処理のアルゴリズムの更新もできる。ソラコムやパートナー企業からさまざまなアルゴリズムが提供される予定で、さまざまな用途に合わせた対応が可能。

 ユースケースとして、ベータ版を利用した企業も紹介されている。日本郵便では、物流倉庫の混雑度や稼働状況の可視化に活用。CCCマーケティングでは、独自開発のアルゴリズムで店舗内の環境情報を収集する検証を行った。