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マット型IoTセンサーで幼児向けの昼寝見守りサービス、病後児保育施設で初採用

 ソフトバンクグループのhugmo(ハグモー)は、IoTを利用した昼寝見守りサービス「hugsafety(ハグセーフティ)」が、病後児保育室みかん(静岡県磐田市)で採用されたと発表した。

hugsafetyのロゴマーク
hugsafetyのサービス図

 「hugsafety」が病後児保育施設で採用されたのは、初めての事例となる。病後児とは、病気の回復期にあるものの、集団保育が困難な乳幼児などを指す。

 「hugsafety」は、マット型のIoTセンサーとhugmoのクラウドを連携させて、乳幼児の昼寝を見守るサービス。呼吸や心拍などの状態異変をリアルタイムに検知することができる。保育園への導入も進められており、ベビーセンサーなどの設備導入は、厚生労働省が促進している。

 乳幼児の呼吸の状態を一覧で確認でき、異変を即座に検知できることや、乳幼児突然死症候群(SIDS)対策を強化できることなどから採用された。

 hugmoは、無呼吸を早期に発見することがSIDS対策になると考え、「hugsafety」を開発し、2018年10月に提供を開始した。SIDSは、前触れもなく乳幼児が死に至る、原因不明の病気。

 同社は、病児・病後児保育施設に「hugsafety」およびマット型IoTセンサーの導入を促すことで、昼寝における病児・病後児の安全対策の強化と、保育従事者の業務を補助することで、見守りをしている保育士や看護師などの心理的負担を軽減することを目指していく。