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Google、自社ブランドのタブレット端末事業から撤退

 Googleは、2018年10月に発表した「Pixel Slate」を最後に、自社ブランドのタブレット端末事業から撤退する。本国の広報担当者の声明という形で明らかにされた。

Chrome OS has grown in popularity across a broad range of form factors and we'll continue to work with our ecosystem of partners on laptops and tablets. For Google's first-party hardware efforts, we'll be focusing on Chrome OS laptops and will continue to support Pixel Slate.

a Google spokesperson

 自社製のChrome OS搭載端末としては、タブレットではなくラップトップに注力するという内容。一方で、今後も各メーカーと協力してChrome OSタブレットを普及させていく姿勢を示した。

 声明ではAndroidタブレットには言及されていないが、同社のデバイス&サービス部門を統括するRick Osterloh氏は「Googleのハードウェアチームはラップトップにフォーカスする」と、Chrome OSに限らずタブレット端末事業全体のリソースをラップトップの開発に振り向けることを示唆するコメントを残している。

 一方、タブレット向けOSそのものは継続して提供されるため、他社製のAndroidタブレットやChrome OSタブレットへの影響はないほか、最終モデルとなる「Pixel Slate」のサポートも継続する。