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ハピチャン、三太郎の日、SUPER FRIDAY……3キャリアのユーザー特典はどうなった?
2019年6月19日 19:15
2016年にソフトバンクが開始した「SUPER FRIDAY」を皮切りに、MNO各社は飲食店の無料クーポンなどを配布するユーザー特典をこぞって提供してきた。
総務省の介入により、端末割引やキャッシュバック、ポイント還元など、あらゆる形の「利益の提供」が規制されようとしている今、一種のユーザー還元施策であるこれらのサービスがどうなっているのか、現状を整理する。
ハピチャン(NTTドコモ)
ドコモの「ハピチャン」は、2019年6月時点では実施されておらず、キャンペーンページにアクセスしてもリダイレクトされる状態だ。同社広報に確認したところ、次回の開催予定は未定としたものの、今後ハピチャンを実施しないという意図ではないようだ。
ハピチャンは通年実施しているものではないため実施時以外はキャンペーンページを設けておらず、また、実施時には「○月から○月まで」と実施期間を定めて告知しているため、キャンペーン期間終了時にあらためて案内はしていないという。直近では2019年2月~4月に実施された。
三太郎の日(au)
auの「三太郎の日」は、開始当初は先行していた「SUPER FRIDAY」と同様に無料クーポンの配布が中心だったが、CMソングやデータ通信容量のプレゼントなど、月替わりのさまざまな特典を提供している。
2019年6月の特典内容は、決済サービス「au PAY」の20%還元を3日・13日・23日限定で行うというものだが、同時に、有料サービス「auスマートパスプレミアム」の会員限定でペットボトル飲料をプレゼントしている。
通信サービスそのものではなく有料オプションの加入者に対する特典と捉えるのなら、この提供形態であれば「回線契約者に対する利益の提供」ではないという解釈もできる。