「2023年には54億台のBluetoothデバイスが出荷される」、Bluetooth SIGが予測

　Bluetooth SIGは、Bluetoothデバイス市場のトレンドや今後の予測などをまとめたレポート「Bluetooth市場動向2019」を公開した。

　Bluetoothデバイスの出荷台数は1998年の登場以来増え続けており、2018年は年間37億台が出荷された。Bluetooth SIGは、2023年には年間54億台まで増えると予測する。また、メンバー企業は2018年末時点で約3万5000社、5年間で70％増加した。

　大幅な市場規模の拡大を見込む理由としては、新たに生産されるスマートフォンやタブレット、ノートパソコンのほとんどに搭載されていることに加え、ワイヤレスオーディオやウェアラブルデバイスの普及、さらには工業、物流業などにおけるIoT需要の増加を挙げる。

　今後の展望としてはスマート家電などの分野が拡大を続けるほか、空港などの大規模施設におけるBluetooth位置情報サービスが急速に成長し、出荷台数の増加に繋がるとの予測を示した。