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「HUAWEI WATCH GT」に新色・新機能、小型モデルも追加

 ファーウェイ・ジャパンは、スマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT」に新色と新機能を追加する。既存のカラーのモデルにはソフトウェア更新で新機能を提供する。また本体サイズを一回り小さくした42mmモデルもラインナップに加える。

「HUAWEI WATCH GT」新色と42mmの新サイズ

 46mmモデルの新色は4月26日発売で、オープン価格。販売予想価格は2万2880円(税抜)。大手家電量販店やAmazon.co.jpで販売される。

 42mmモデルは5月下旬発売予定。販路および販売予想価格は今後案内される。

 「HUAWEI WATCH GT」は2018年12月に発売されたスマートウォッチ。通常の利用で2週間使用できるという長時間駆動や、さまざまなスポーツモードの搭載、3つの衛星測位システムに対応するなど、ハイスペックなのが特徴。

46mmモデルの新色

 既存モデルのサイズと同じ「46mm」モデルの新色では、ベルトのカラーが「ダークグリーン」「オレンジ」の2色を追加する。

 ベルトの素材も見直され、より高性能なフルオロエラストマーが採用されている。またステンレス製ケースのカラーはどちらも「チタングレー」になる。ベルトのみの販売は現時点では予定されていない。

「46mm」モデル ダークグリーン
「46mm」モデル オレンジ

42mmモデル

 新たに追加される「42mm」モデルは、ケース径をひと回り小さくし、デザインやカラーをベーシックなものに近づけたモデル。ベゼルのデザインもインデックスを省いたシンプルなものになっている。搭載する電池の容量が小さくなることから稼働時間は短くなるが、それ以外の機能・性能は46mmモデルを踏襲する。

 カラーは、ボディが「ステンレススチール」、ベルトが「ホワイト」の組み合わせと、「ブラックステンレス」+「ブラック」の組み合わせの2種類。どちらもベルトの素材にはフルオロエラストマーが採用される。

「42mm」モデル ホワイト
「42mm」モデル ブラック

新機能

 新たに追加される機能は、スポーツの計測における「トライアスロン」と、文字盤のデザインをダウンロードして変更できる「Watch Face Store」機能。

 トライアスロンでは、オープンウォータースイミング、アウトドアサイクリング、アウトドアランニングの3種類をトライアスロンとして計測できる。

 文字盤デザインのダウンロード機能では、スマートフォンアプリで文字盤デザインのデータをダウンロードし、「HUAWEI WATCH GT」に転送が可能。「HUAWEI WATCH GT」には最大19種類までの文字盤データを保存でき、簡単に変更できる。

 このほか、スマートフォンアプリ「Huawei Health」では、「HUAWEI ID」を利用してクラウドにデータを保存・同期できるサービスが提供される。このクラウドサービスのデータは各種の個人情報保護の認証を取得済みの、ドイツ国内のデータセンターに保存される。個人情報はランダムキーで暗号化され、ファーウェイでも復号化できないとしている。

HUAWEI WATCH GTの主な仕様

 「HUAWEI WATCH GT」の46mmモデルは、心拍センサーなどが稼働する通常の使用で2週間、時計機能とスマートフォンからの通知のみのモードで最大30日間、GPS連続使用のモードで最大22時間の稼働が可能。42mmモデルは通常モードが1週間、通知のみモードが14日間、GPS連続使用モードが10時間となる。

 低消費電力エンジンにより長時間駆動が可能になっているほか、ディスプレイには有機EL(AMOLED)を採用する。測位システムとしてGPS、GLONASS、GALILEOに対応するほか、高度計、気圧計、電子コンパスを搭載し、これらを組み合わせて高精度な記録が可能。

 5気圧防水で、水泳では姿勢を自動的に識別。ターン数や距離、ストローク数、SWOLFなども計測できる。ランニングではプランを設定でき、トレーニングコースを設定することも可能。リアルタイムでトレーニング効果を確認でき、24時間の心拍数モニターにより過剰トレーニングの防止にも対応している。

 「FirstBeat」アルゴリズムが搭載されており、トレーニング効果や回復時間などの指標も提供される。睡眠モニタリングでも、データ計測に加えて、ハーバード大学医学大学院動的生体指標センターとの提携によるアドバイスも提供される。

 連携するスマートフォンの対応OSは、Android 4.4~、iOS 9~。「HUAWEI WATCH GT」は独自OSで動作し、Wear OSではない。ただし、心拍数データなどはGoogle Fitと連携させることが可能。

 充電は専用のクレードを使用する。クレードルの充電端子はUSB Type-C。

 ディスプレイは46mmモデルが1.39インチ、454×454ドットのAMOLED。42mmモデルは1.2インチ、390×390ドットのAMOLED。どちらもタッチ操作が可能。

 46mmモデルの大きさは約46.5×54.2×10.6mm、重さは約46g(ベルト含まず)。42mmモデルの大きさは約42.8×48.8×10.5mm、重さは約36.2g(ベルト含まず)。