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ソフトバンクとWCP、5Gを活用した「スマートハイウェイ」の実証実験
2019年4月12日 14:48
ソフトバンクとWireless City Planning(WCP)は、5GやAI、IoTの先端技術を活用して高速道路を管理する「スマートハイウェイ」の実証実験を行った。
今回の実証実験では、「橋梁の健全性監視」「インターチェンジ監視」「渋滞監視」の3項目で新技術をテストした。実験はパシフィックコンサルタンツ、前田建設工業、愛知道路コンセッションと共同で、愛知県内の有料道路で行われた。
IoTセンサーによる橋梁の健全性監視
橋梁の異常や補修が必要な箇所を把握する健全性監視を行うため、微小な振動を捉える多数の加速度センサーを設置。センサーからの情報収集には、5Gの特徴の1つである多数同時接続のための要素技術を取り入れて試作された5G-mMTC(大規模マシンタイプ通信)無線機を使用した。
橋桁や橋脚の振動をリアルタイムに監視することで、災害発生時などに遠隔地から異常を確認できる。
AIによるインターチェンジ監視
インターチェンジ監視の実験は、インターチェンジ周辺を高画質映像で撮影してAIによる画像解析を行い、道路上の落下物や逆走車を検出するという内容。
高速大容量の5G通信によって4K映像を伝送することで、HD画質では検出できない小さな物体も検出することができた。通信設備としては、ソフトバンクが2018年に発表した可搬型5G設備「おでかけ5G」を使用している。