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ドコモなど3社、電子お薬手帳サービスを統合へ

 NTTドコモ、日本薬剤師会、STNetは、電子お薬手帳サービスの統合に向け基本合意書を締結した。2019年下期の提供開始を目指し、三者間での協議を続ける。

 現状としては、NTTドコモは「おくすり手帳Link」アプリとデータ管理サービスを提供中。日本薬剤師会は、STNetのデータ管理サービス「健康の庫(けんこうのくら)」と連動した「日薬eお薬手帳」アプリを提供している。

 統合後のシステムはドコモのサービスをベースに、レセプトコンピューター(診療報酬明細書を作成するための端末)や地域医療情報連携ネットワークとの連携機能など、「健康の庫」の優れている部分を取り込む方向で検討されている。

 エンドユーザー向けのアプリについては、ドコモの「おくすり手帳Link」は今後も継続予定。「日薬eお薬手帳」は、新システムに対応したアプリへの置き換えが予定されており、現行システムに蓄積されたデータの移行や新サービスの詳細については検討中。