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ドコモがNTTぷららを子会社化、5Gに向けて映像関連事業を強化
2019年2月1日 17:44
NTTドコモは、NTTぷららの株式を追加取得し、2019年7月頃に子会社化すると発表した。
2月1日時点で、NTTドコモはNTTぷらら株の33.3%を保有している。今回、NTTコミュニケーションズが保有する同社株を譲り受け、取得完了後の持分比率は95.4%となる。
同日に開催された決算会見において、NTTドコモ代表取締役社長の吉澤和弘氏はNTTぷららの子会社化に言及。映像配信サービス「ひかりTV」などを展開する同社を傘下に収めることで、高速大容量のモバイル通信が実現される5G時代に向けて、今後の発展が期待される映像関連事業を強化していくと説明した。
VR、ARなどの新技術を用いたコンテンツの制作・配信、映像コンテンツを軸とした広告やECとの連動といった新たなビジネスの創出を目指す。
ドコモではこれまでにも「dTV」などの動画配信サービスの提供実績があるが、吉澤社長は「コンテンツの調達や制作に関してはぷららの方が長けている」とぷららが加わることによる強みをアピールした。
両社による協業事例としては、1月18日に開始した音楽ライブの生配信をマルチアングルで視聴できる新サービス「新体感ライブ」において、コンテンツ調達や映像配信プラットフォームの提供という形でNTTぷららが協力している。