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MVNOのシェアは11%に――総務省調査、2018年度第1四半期の国内契約数

 総務省は、2018年第1四半期(2018年6月末)時点での、国内の通信サービスにおける契約数やシェアをまとめた調査データを発表した。

 大手キャリアから回線を借り受け、通信モジュールや「格安スマホ」「格安SIM」で利用されるMVNOのシェアは1918万件で、モバイル通信サービスの11%になった。その契約数は前期比で4.3%増(シェアは0.4ポイント増)で、前年同期と比べて17.2%増加した。

 MVNOの契約数のうち、通信モジュールは506万件。残りのSIMカード型でのシェアを見ると、1位は楽天(15.4%)、2位がIIJ(14.1%)、3位がNTTコミュニケーションズ(11.3%)、4位がケイ・オプティコム(10.1%)、5位がビッグローブ(7%)となった。

 全体を見ると、携帯電話の契約数は1億7140万件に達した。このうちLTEの契約数は1億2409万件で、全体の72.4%となった。

 大手キャリア(グループ別)のシェアは、NTTドコモが38.5%(MVNO提供回線分を含めると43.9%)、KDDIグループは27.5%(MVNO分を含めると30.6%)、ソフトバンクグループが23%(MVNO分を含めると25.5%)となっている。