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PFU、PC不要でWeb業務システムにつながるイメージスキャナー新モデル

 PFUは、PC不要でWeb上の業務システムに直接つながる機能を搭載した業務用イメージスキャナーの新モデル「fi-7300NX」の販売を開始した。スキャナー本体の価格は14万円(税抜)。

「fi-7300NX」

 「fi-7300NX」は、USBに加えて有線・無線LANに対応し、PC不要で業務システムに直接つながることのできる業務用イメージスキャナー。契約業務の窓口などがある、金融、医療、公共機関などを中心に展開を図っていく。

 同社の業務用イメージスキャナーのラインナップはこれまで、USBでPCと接続し、PCと連携する仕組みが一般的だったが、「fi-7300NX」は有線LANと5GHz帯対応の無線LANにも対応し、運用管理はすべてサーバーで集中管理する仕組みを採用する。これによりスキャナーの傍らにPCは不要となるほか、スキャン設定は、非接触ICカードなどでスキャナー本体にログインしたユーザーごとに、サーバーからスキャン設定を読み込む仕組みになっている。

プッシュスキャン
「fi-7300NX」動作の様子。ケーブルは電源のみで、無線LANでWebに接続されている
ICカードをかざすと、スキャン設定がサーバーから読み込まれる
ユーザーごとにスキャン設定を変更でき、必要な操作のみを行える

 業務システムとの連携も強化され、用紙をセットし、業務システム側の操作でスキャン開始を指示するプルスキャンにも対応。これにより、作業中のデータと、スキャンされたデータを即時に紐付けて管理することが可能になり、効率化を図ることができる。

プルスキャン
タブレットからアクセスした業務システム。ボタンを押すとスキャンがはじまり、読み込んだデータは業務システム上ですぐに紐付けられた

 PFUからはサーバーソフトウェアとして、スキャナーの設定管理や画像処理、出力まで対応する「PaperStream NX Manager」、スキャナーの状態を管理・監視する「Scanner Central Admin」が提供される。

サーバーソフトウェア