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IoTなど通信モジュールは年20%近い伸びを予測、2023年の国内携帯電話は2億2000万契約に

 シード・プランニングは、国内の携帯電話市場に関する動向を調査し、予測を明らかにした。

 同社の予測では、国内の携帯電話端末の契約数は2023年度に2億2000万契約になるとしている。2017年度比で4800万契約の増加。増加の大部分はIoT・M2Mモジュールによるもので、スマートフォンやMVNOのSIMカードはゆるやかな増加を見込む。

 市場拡大の要因になるIoT・M2Mモジュールは、2017年度の実績で2074万契約。2018年度以降は年率平均で18~20%程度の増加で、2023年度には2017年度比で約3倍にあたる6042万契約と、6000万契約を超えると予測している。IoT・M2Mモジュールは、自動車、セキュリティ監視、遠隔監視、機械監視、ロボット、ドローンなどの追跡管理、スマートシティ、ホームICTなどが注目市場としている。

 また、スマートフォンの契約の内訳を、MNO、サブブランド(Y!mobile、UQ mobile)、MVNOの3つの勢力で分けると、サブブランドやMVNOへの移行が徐々に進み、2023年には30%がサブブランドかMVNOになるとしている。