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ZTEやArchosなど数百のAndroidにアドウェア、Avastが報告

 セキュリティソフトを手がけるAvastは、数百種類のAndroidデバイスにアドウェアと呼ばれる不正なソフトウェアが仕込まれているというレポートを発表した。

 アドウェアは、勝手に広告を表示するソフトウェア。Avastによれば、ZTEやArchos、myPhoneなどのメーカーによるAndroidデバイスへ「Cosiloon」という名で知られるアドウェアがファームウェアにプリインストールされているという。Cosiloonは、ユーザーがアクセスしたWebページ上を覆うオーバーレイ広告を作成するとのことで、影響を受けるユーザーは数千人と推測されている。その一方で、アドウェアの最新版は、米国、ロシア、イタリア、ドイツ、英国など100カ国以上で、Avastユーザーのデバイス約1万8000台から発見されている。

 Cosiloonは、ロシアのセキュリティソフト事業者であるDr.Webが以前、分析・解説していたとのことで、少なくとも3年にわたり活動してるという。Avastでは、ファームウェアレベルでインストールされ、強力な難読化技術が用いられていると説明し、除去は困難と指摘する。なお、グーグルにも報告済という。