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西鉄エム・テック、LTE対応のスマートバス停

電力消費やコストを抑えた電子ペーパー版も

スマートバス停のリッチコンテンツモデル(右)とエコモデル(左)

 西鉄グループの西鉄エム・テックは、安川情報システムと共同開発したLTE対応のスマートバス停を「第16回 アジア太平洋地域ITSフォーラム2018福岡」で披露している。

 同社では、大型のカラーディスプレイを搭載したスマートバス停(リッチコンテンツモデル)を開発し、2018年2月から北九州市内で試験運用している。LTE対応の通信モジュールを内蔵することで、平日と週末で大きく表示する時刻表を切り替えたり、動画広告を配信したりできる。

 面白いのは、その電子ペーパー版(エコモデル)。こちらでは、電力消費やコストを抑え、太陽光パネルや乾電池数本で動作するようにしたもの。担当者によれば、派手な演出は行えないが、時刻表の更新などを遠隔操作で行えるというメリットが大きく、都市部だけでなく過疎地のバス停でも一定の効果を期待できるという。

エコモデル
4つの電子ペーパーを装備
遠隔操作で書き換えられる