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IoT活用で住民の健康・相談事を役場や関係者で共有、長野県小谷村とKDDI

 長野県小谷村とKDDI、KCCSモバイルエンジニアリングは、IoTを活用して情報を収集、住民と役場などの関係者で共有できるシステムを構築し、1月下旬から実証事業を開始する。

 構築された「生活支援情報連携システム」は、住民の健康状態や相談事を集約し、役場や医療・福祉関係者と共有できるというもの。IoTを活用して新たなデータを収集し、これまで分散していた健康や介護などの情報をひとつのプラットフォームに集約して連携させる。これにより役場や医療関係者は、住民の最新の情報や介護などの状態を確認でき、在宅医療・介護に役立てることができるという。

 また住民が自宅で利用する血圧計の測定データもモバイル網を通じてアップロードでき、働いている世代の健康増進に役立てることが可能。さらにSigfoxを利用した押しボタンデバイスで「よろず相談システム」も構築し、あらゆる世代の相談や意見を集約できるようにする。押しボタンデバイスは、押すと役場から電話連絡がくる仕組みで、内容に応じた担当者に相談できる。