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KDDIら、LPWA活用の水道自動検針を実用化~兵庫県の家島諸島で

 第一環境、アズビル金門、KDDI、京セラコミュニケーションシステム(KCCS)の4社は、兵庫県姫路市の島嶼部・家島町にて、LPWAを活用した自動検針システムの利用を開始した。

 「LPWA(Low Power Wide Area)」は、低速・低消費電力で広いエリアをカバーする無線通信技術の総称。4社が推進する「Sigfox」もその1つで、従来の遠隔検針などで利用されていた特定小電力無線と同じ、免許不要の周波数帯を活用しつつ、通信距離を大幅に延長できるという特徴も備える。

 今回の自動検針システムは、現地を訪問して検針することが難しい島嶼部で効率的な検針を実現するもの。瀬戸内海に浮かぶ家島諸島の西島にて、島内28カ所にSigfox無線発信機付き水道メーターを設置。数km離れた家島にある基地局で検針データを受信する。受信したデータはクラウドに蓄積し、遠隔地にある営業所から確認。水道料金の請求に利用される。