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銀行口座があれば使えるスマホ決済、NTTデータが実証実験

 NTTデータは、みずほ銀行、三井住友銀行や地方銀行10行と協力し、スマートフォンを利用した新しい決済サービスの実証実験を9月4日に開始する。2018年度上期に本サービス提供を予定しており、実証実験を通してサービスの展開の可能性を探る。

 この決済サービスは、スマートフォンアプリ上でデビットカードのような、商品代金は銀行口座の残高から直接引き落とされる形で仕組みを実現するもの。銀行口座さえあれば利用でき、クレジットカードの契約や電子マネーへのチャージといった手間が不要となる。

サービス発表時のニュースリリース(3月21日付)より

 支払い時に生成されるQRコードをトークンとして利用する。口座情報そのものはアプリ上で保存されない仕組みで、セキュアな取引が可能としている。本人確認には顔や声紋、指紋などによりスピーディーに認証するFIDO技術を取り入れ、セキュリティを確保しつつ利便性を向上される。

 実証実験は、2017年9月中に行われる。参加店舗は、西日本シティ銀行や福井銀行の行員食堂のほか、都内の大型商業施設を予定している。