ドコモのデータ復旧サービス、復元データをダウンロードできるネット受取に対応

　NTTドコモは、水濡れや破損で起動できなくなった端末からデータを復元する「ケータイデータ復旧サービス」にて、ドコモショップに行かずにデータを受け取れる「ネット受取」の提供を開始した。

　「ケータイデータ復旧サービス」の利用料は1回8000円（税抜、以下同）。ケータイ補償サービスに加入しているユーザーで、復旧する機種が2013年夏～冬モデルなら2000円、2014年冬モデルなら1000円で利用できる。ドコモショップで故障した端末を渡して申し込んだ後、約2週間後に復旧したデータを受け取れる。

　これまでは、DVD-Rに復旧されたデータを保存されたドコモショップ店頭で受け取る「ショップ受取」のみが提供されていた。今回、「ネット受取」が追加され、ユーザーが都合の良い受取方法を選べるようになった。

　「ネット受取」では、専用アプリで復元されたデータを交換後の端末にダウンロードする。来店不要で、DVDドライブが無くても新端末にデータを保存できるというメリットがある。データをダウンロードする際のデータ通信料はユーザーの負担となるため、Wi-Fiの利用が推奨されている。

　復元できるデータは従来の「ショップ受取」と同じ内容で、Androidでは電話帳、メール、画像、動画、スケジュール/メモの保存内容が対象。iPhoneは連絡先、画像、動画、カレンダーの内容が復元できる。「ネット受取」では、動画だけダウンロードしないなど、必要な項目を選んで受け取れる。