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アップルが10.5インチと12.9インチの新しい「iPad Pro」、120Hz駆動のディスプレイを搭載
2017年6月6日 07:23
アップルは5日(現地時間)にアメリカで行なわれた開発者向け会議「WWDC17」で、10.5インチと12.9インチの「iPad Pro」の新製品を発表した。いずれも本日より予約を開始し、6月14日ごろより発売される。
モデル | 64GB | 256GB | 512GB |
10.5インチiPad Pro(Wi-Fi) | 69,800円 | 80,800円 | 102,800円 |
10.5インチiPad Pro(Wi-Fi+Cellular) | 84,800円 | 95,800円 | 117,800円 |
12.9インチiPad Pro(Wi-Fi) | 86,800円 | 97,800円 | 119,800円 |
12.9インチiPad Pro(Wi-Fi+Cellular) | 101,800円 | 112,800円 | 134,800円 |
【お詫びと訂正 2017/06/06 8:53】
記事初出時、タイトルおよび表における10.5インチモデルの数値に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
新サイズの10.5インチiPad Pro
新サイズとなる10.5インチiPad Proは、2016年3月発売の9.7インチiPad Proの事実上の後継モデル。アップルのWebサイト上で9.7インチモデルはラインアップから姿を消した。
大きさは250.6×174.1×6.1mm、重さはWi-Fiモデルが469g、Wi-Fi+Cellularモデルが477g。先代の9.7インチモデルよりも若干大きく・重くなっているが、デザインの狭額縁化により、本体サイズ以上にディスプレイが大型化している。なお、重さは9.7インチiPad Proよりやや重たいが、現行の第6世代iPadとはほぼ同等。
ディスプレイの大型化に合わせて解像度も変更されていて、9.7インチのiPadや8.9インチのiPad miniが2048×1536ピクセルなのに対し、10.5インチiPad Proは2224×1668ピクセルとなっている。解像度の異なる12.9インチiPad Pro同様、可変解像度に対応していない多くのアプリでは、拡大表示になるとみられる。
12.9インチ版
12.9インチiPad Proは、2015年11月発売の12.9インチiPad Proの後継モデル。本体サイズは305.7×220.6×6.9mmで重さはWi-Fiモデルが677g、Wi-Fi+Cellularモデルが692gと、大きさは従来モデルとほぼ同じだが、重さは5%ほど(36g/31g)軽くなっている。
こちらのディスプレイ解像度は2732×2048ピクセルと、従来モデルと同じになっている。なお、iPadは9.7インチ、10.5インチ、12.9インチでそれぞれ解像度が異なっているが、ピクセル密度は264ppiで共通となっている。ただし9.7インチのiPadと同じ解像度の7.9インチのiPad miniだけピクセル密度が高い。
10.5インチiPad Proは新サイズとなるが、12.9インチモデル同様に基本デザインは従来を踏襲していて、正面にタッチパネルディスプレイと指紋認証センサ「Touch ID」内蔵のホームボタン、側面に周辺機器接続用のSmart Connectorと音量ボタン、nanoSIMトレイ、上端と下端に4スピーカーとイヤホンジャック、電源ボタン、Lightningコネクターがある。
Apple Pencilや120Hzディスプレイなど最新プロスペック
9.7インチiPad Proと旧12.9インチiPad Proは、発売時期がずれていたことから細かいスペックが異なっていたが、今回の10.5インチiPad Proと12.9インチiPad Proは、ディスプレイサイズ・解像度以外の仕様はほぼ共通となっている。
ディスプレイは広色域(P3)や最大120Hzの可変リフレッシュレートの「ProMotion」、色再現性を高めた「True Tone」などiPad Proシリーズ独自スペックに対応。iPad mini 4などと同様に反射防止コーティングやフルラミネーションなどの仕様も搭載している。
とくにリフレッシュレートの向上により、Apple Pencilでの手書きがより快適になっているという。また、リフレッシュレートは必要のないときは駆動速度を低下させてバッテリーの消費を抑えることもできる。
プロセッサはiPhone 7のA10 Fusionをさらに高速化し、現状のiOSデバイス最速となる「A10X Fusion」で、前世代に比べるとCPUは3割、GPUは4割高速になっている。
カメラはiPhone 7と同じ世代の12メガピクセルカメラを搭載。インカメラ(FaceTime HDカメラ)は7メガピクセル。
従来のiPad Pro同様、上端と下端に合計4つのスピーカーを搭載していて、音声をステレオで再生できる。
周辺機器も従来のiPad Pro同様、Apple PencilとSmart Keyboardに対応。Apple Pencilと12.9インチiPad ProのSmart Keyboardは従来と共通だが、10.5インチiPad Proは新製品となる。また、新たにJIS配列のSmart Keyboardもラインナップされる。
USB 3にも対応し、カメラアダプタの対応製品ならばより高速な読み書きが可能。USB-C対応のより高速な充電ケーブル/アダプタも用意される。
バンド対応は過去最多、ついに1.5GHz帯にも対応
10.5インチはシルバー/ゴールド/スペースグレイ/ローズゴールドの4色、12.9インチはシルバー/ゴールド/スペースグレイの3色で、それぞれストレージは64/256/512GB、Wi-FiモデルとWi-Fi+Cellularモデルが用意される。
価格は10.5インチの64GB Wi-Fiモデルが69,800円、同512GB Wi-Fi+Cellularモデルが84,800円。12.9インチの64GB Wi-Fiモデルが86.800円、同512GB WiFi+Cellularモデルが134,800円など。
Wi-FiとBluetoothに加え、Wi-Fi+Cellularモデルではモバイルネットワーク通信とGPS/GLONASSに対応する。モバイルネットワーク通信は従来のiPadシリーズ同様にデータ通信専用。
LTEの対応バンドはiPad/iPhoneでは過去最多となっていて、バンド1/2/3/4/5/7/8/11/12/13/17/18/19/20/21/25/26/27/28/29/30/38/39/40/41の全25バンドに対応。9.7インチiPad Proに比べると新たに1.5GHz帯のバンド11/21に対応した。これらのバンドは日本ではNTTドコモ、KDDIがLTEで利用している。LTEの通信速度は最大450Mbps。
Apple SIMを内蔵していて、別途Apple SIMを購入しないでも、日本を含む世界各国において、設定アプリ上でプリペイドプランを購入できる。
なお、搭載OSは現行のiOS 10となり、同時発表されたiOS 11はほかのモデル同様、今秋アップデートが配信される。
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