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トーンモバイル、「柏の葉 T-SITE」に「TONE」店舗をオープン

 トーンモバイルは、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が千葉県柏市に3月2日にオープンする「柏の葉 T-SITE」内に、MVNOサービス「TONE」のストアをオープンする。

「柏の葉 T-SITE」

 トーンモバイル 代表取締役社長 CEOの石田宏樹氏は、「柏の葉 T-SITE」周辺の環境として、周辺人口が約40万人、30~40代のファミリー層が多く、人口も増加傾向にあるということなどを挙げ、「柏の葉 T-SITE」自体も家族や子供にフォーカスした内容になっていることから、「TONE」の春商戦に向けた取り組みや、子供・家族向けサービスとして「TONEファミリー」を拡充したことなどに「まさに合致している」とする。

トーンモバイル 代表取締役社長 CEOの石田宏樹氏

 「柏の葉 T-SITE」では、地域に子育て中のファミリー層が多いことから、2階の多くを子供向けの本や学びの施設にあてるなど、地域住民の特性にあわせた店舗づくりが特徴。トーンモバイルでも今後、2階に子供向けの「TONE」の展示コーナーを設けたり、ママや親子連れに向けた勉強会を開催したり、雑誌「VERY」との共同企画なども検討されている。

 「TONE」は実店舗として200店舗の展開を計画。「T-SITE」「TSUTAYA」の店舗内に販売・契約コーナーを設ける形で進めており、今回の「柏の葉 T-SITE」内の出店で60店舗目になる。

 200店舗の計画は、TSUTAYA内での出店が中心となることから、用地問題などは解決済みで、「時期の調整が課題」とのこと。店舗数の多いTSUTAYAは、店舗により顧客層が大きく異なるが、これまでの実績などから、TONEの出店が効果的な店舗は絞りこめるようになっているとしている。比較的大きな都市にオープンしている「T-SITE」については現在、大阪の枚方の店舗の売上がかなり大きいとのこと。これは1階の良い場所にコーナーを設けられているのも大きいという。

 なお、TONEとして子供向け機能やファミリー向け機能を訴求しているのは、春商戦という時期を大きく意識してマーケティングを絞り込んだ結果とし、全体戦略の方針転換ではなく、ポリシーはこれまでと同じとしている。

「柏の葉 T-SITE」内の「TONE」のコーナー

「柏の葉 T-SITE」

 「柏の葉 T-SITE」はつくばエクスプレスの「柏の葉キャンパス駅」近くにオープンする。同線の高架沿いに北に向かって歩いて5分程度の場所で、駅前の高層マンションからも近い。2016年末に整備された人工池「アクアテラス」のほとりに立ち、建物は総2階建てで威圧感のない、穏やかな雰囲気も特徴になっている。

 店舗の外観は5つの建物が連なっているような見た目だが、内部は一体化されている。中心を蔦屋書店の書棚が貫いており、両脇にカフェや雑貨店が出店している。椅子やソファもふんだんに置かれ、休息しながら商品を手に取れる。

「柏の葉 T-SITE」5棟にみえるが内部は一体になっている
「アクアテラス」の案内
「柏の葉 T-SITE」1階
「柏の葉 T-SITE」2階

 前述のように2階の多くは、子供向けの本やグッズ、施設が占めており、家族連れや子育て中の親子も訪れやすい内容。3月1日の正午からは地域住民に限定した先行内覧会も実施され、ベビーカーで子供と訪れる母親の姿も数多く見られた。