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「ヒントはドミノピザ」、楽天モバイルが2回線目が無料になるキャンペーン

3月1日から「3日間の通信量制限を撤廃」も

 楽天は、MVNO型の携帯電話サービス「楽天モバイル」で、春の割引キャンペーンを2月15日~5月11日に実施する。学生だけではなく全ユーザーが対象で、一定の条件を満たすと2回線目の月額基本料が無料や割引になる。

 2回線目は家族や友人の契約でも適用されるほか、条件を満たせば3回線目以降も対象になる。ヒントはドミノピザの「ピザ1枚を買えばもう1枚無料」というキャンペーンだったという。

 同キャンペーンの対象になるのは、通話対応のSIMカードのプランで、通信量が5GB以上(5GB、10GB、20GB、30GB)のいずれかと、「楽天でんわ by 楽天モバイル5分かけ放題」を同時に申し込む場合。1回線目が開通した後、専用サイトから2回線目を申し込む、といった手続きになる。

 特典の内容はプランによって異なる。たとえば1回線目が5GBであれば、2回線目はベーシックプラン相当分が半年間無料、10GBであれば1年無料、20GBでは5GBプラン相当の1年無料、30GBでは10GBプラン相当が1年無料となる。

 割引期間は1年間だが、適用される回線数に制限はない。楽天モバイル事業を担当する大尾嘉 宏人執行役員は15日の発表会の席上で、「永遠に無制限割」とアピール。こうした2回線目を優遇する取り組みの背景として、ここ最近の楽天モバイルでは、夫婦などの利用が増えていることがあるのだという。また若年層だけではなく60代、70代にも拡がっており「ユーザー層として偏りがない」(大尾嘉氏)という状況になってきたこともあって、1年目の料金を割り引くことで、さらに契約数の積み増しを狙う。

3日間の通信制限

 また3日間の通信量が一定以上になると通信速度が制限される仕組みについても、3月1日より全てのプランで撤廃する。さらに高速通信できる容量追加(チャージ)のメニューとして、100MB/300円という従来のものに加えて、3月1日より新たに500MB/550円、1GB/980円も追加する。

 大尾嘉氏は「ネットワーク品質についてはかなり注力している。一定のユーザーがいて品質も自信を持てるようになり、撤廃することにした」と説明した。