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キャリアショップの常識を覆す「au SENDAI」、28日オープン

au SENDAIの外観

 KDDIは12月26日、28日12時に宮城県仙台市にオープンする最大規模の直営店「au SENDAI」を報道関係者向けに公開した。

 au SENDAIは、8店舗目のKDDI直営店で、店舗面積約1145平方メートルと最大規模の店舗となる。通りに面した1階には雑貨販売エリアとカフェ「BLUE LEAF CAFÉ」が設置され、携帯電話ショップのカラーをかなり抑えた店構えとなっている。

 入口から入ってすぐの場所は雑貨販売エリアとなっており、auみなとみらいで取り入れられたステーショナリーの販売に加え、キッチン・ダイニング商品も販売される。このほか、地元の特産品の展示・販売も行っていく。

入ってすぐの場所は雑貨販売エリア
新たにキッチン・ダイニング商品も取り扱う

 奥はカフェスペースとなっており、座席によっては電源も用意されている。両サイドには無料で利用できるワークショップ用のスペースが設置されている。ちなみに、同カフェでは白石蔵王産のタマゴをふんだんに使ったフレンチトーストをウリにしていくという。auスマートパス会員はクーポンの提示でドリンクが100円引き(2017年3月末まで)になる。

1階奥にはカフェ「BLUE LEAF CAFÉ」
フレンチトーストがイチオシ
ロールケーキやキッシュなども味わえる
メニュー
ワークショップ用のスペース
写真プリント機も並ぶ

 1階中央には飲食しながら設置されたスマートフォンやタブレットで電子書籍や動画配信サービスを試せるスペースが設けられているが、一般的な携帯電話ショップのサービスは2階に上がらないと受けられない。

1階中央ではタブレットで電子書籍や動画配信サービスを試せる

 2階には、契約カウンターが10ブース設けられ、コアとなる携帯電話の契約業務のほか、同社がライフデザイン戦略として提供する金融・保険サービスの相談も受け付ける。その手前にはauの最新の端末ラインナップが展示され、その脇には「ヒストリー展示」として、ショルダーフォンなどの過去の貴重な端末を紹介するコーナーが用意されている。

2階に契約カウンター
もちろんauの最新のラインナップも試せる
ヒストリー展示コーナー
ショルダーフォンなどの名機が並ぶ

 2階窓側はイベント用のスペースとなっており、VR体験などが行えるようになっている。当初はBEAMSとコラボし、携帯電話の30年とファッションの歴史40年をあわせて振り返る企画「au SENDAI おもいでタイムライン」(2017年2月末まで)が実施される。

2月末までは「au SENDAI おもいでタイムライン」実施
携帯電話とファッションの歴史をあわせて振り返る
VRの体験コーナーも

携帯電話ショップらしくないショップで身近な存在に

KDDI 執行役員 コンシューマ営業本部 副本部長の高橋正明氏

 内覧会に先立ち、KDDI 執行役員 コンシューマ営業本部 副本部長の高橋正明氏が仙台に直営店をオープンする背景などを説明した。同氏は、「仙台は東北を代表する都市であり、東北エリアのお客様への波及効果が期待できることから出店をすることにした。ライフデザイン商材の充実、あらゆる場面でのCX(カスタマーエクスペリエンス)の追及、auライフデザイン戦略の具現化こそKDDI直営店の使命。お客様とつながるという言葉をキーワードに、そのような役割を担えるべく進化していきたい」と語った。

 KDDI直営店としてカフェ併設の店舗を出すのは初めてとなるが、同氏によれば、「BLUE LEAF CAFÉ」のマークは、六角形で東北6県を表現。青葉=BLUE LEAFという地名をイメージさせるネーミングで、地元に密着し、地域のコミュニティづくりに貢献していくことを目指す。

 携帯電話ショップらしくない佇まいについて、「カフェをフックに、くつろいでいただきながらケータイを触っていただくというという身近な感じが受け入れられるか、お客様に喜んでいただけるか、トライアルしていきたい」と語る高橋氏。今後、全てのauショップがau SENDAIのようになるというわけではないが、「直営店で培ったノウハウは、全国2500店舗のauショップへ生かすということを徹底していきたい」(高橋氏)という。

コンシューマ営業本部 コンシューマ東北支社 支社長の若槻肇氏
au SENDAI 室長の鳥居博樹氏

 au SENDAIの所在地は、仙台市一番町3-8-8 一番町stear。営業時間は10時~21時。オープニングキャンペーンとして、同店で新規契約・機種変更を行ったユーザー先着200名に1500円相当の食事券などがプレゼントされるほか、来店者先着3000名に記念品として「お茶の井ヶ田 浅むし煎茶」または「カトーマロニエ 梨んぼうゼリー」がプレゼントされる。

 また、オープンから12月31日までの4日間は、カフェで商品を注文した利用者、各日200名(計800名)にオリジナルトートバッグがプレゼントされる。

 BEAMSとのコラボでは2017年1月末までの期間中、仙台市内の「ビームス 仙台」「デミルクス ビームス 仙台」で「おもいでタイムライン」のオリジナルステッカーが配布されるほか、au SENDAIに来店してBEAMSの「WeBEAMS」アプリでチェックインし、ビームス 仙台で1万円(税別)以上の買い物をすると、「TOKYO CULTURE STORY」オリジナルの「写ルンです」がプレゼントされる。