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iPhoneはわずかに前年割れ、第3四半期のスマホ出荷数

 IDC Japanは、2016年第3四半期(7月~9月)における国内の携帯電話出荷台数が767万台(前年同期比1.4%増)になったと発表した。前年を超える実績を残したのは5四半期ぶり。このうちスマートフォンの出荷数は703万台(前年同期比18.8%増)だった。

 そのうちiPhoneの出荷台数は389万台で、前年同期から0.9%減少した。IDCでは、前年の実績をごくわずかながらも割り込む結果となったものの、携帯電話市場におけるシェアは50.7%とトップであり「強さは健在」と評価する。なお、スマートフォンだけに限るとiPhoneのシェアは55.3%となる。

携帯電話出荷数メーカー別シェア

 携帯電話全体でのメーカー別シェアを見ると、1位は先述の通りアップルで、続く2位はシャープ(11.9%)。3位は富士通(11.2%)、4位はソニー(10.2%)、5位は京セラ(6.1%)となった。

 スマートフォン市場に限ると、メーカー別シェアは、1位がアップル(55.3%)、2位がシャープ(12.5%)、3位がソニー(11.1%)、4位が富士通(6.9%)、5位が京セラ(6.7%)となる。

スマートフォン出荷数メーカー別シェア
順位携帯電話出荷台数(767万台)
メーカー別シェア
スマートフォン出荷台数(703万台)
メーカー別シェア
1アップル(50.7%)アップル(55.3%)
2シャープ(11.9%)シャープ(12.5%)
3富士通(11.2%)ソニー(11.1%)
4ソニー(10.2%)富士通(6.9%)
5京セラ(6.1%)京セラ(6.7%)

 IDCでは、携帯電話市場の成長が鈍化傾向にあるものの、Pokémon GOに代表されるARデバイス、Daydream対応機種のようなVRプラットフォーム、Apple Watchがリードするウェアラブルデバイスなどの中心にスマートフォンは在り続けると分析し、今後もスマートフォンの重要性は高まっていくとの見方を示している。