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ハイレゾDAC搭載のZTE旗艦モデル、「AXON 7」「AXON 7 mini」を10月21日発売
2016年10月13日 12:02
ZTEジャパンは、Androidスマートフォンのフラッグシップモデル2機種「AXON 7」「AXON 7 mini」を日本市場に投入する。発売は10月21日で、予約は10月13日から。価格は「AXON 7」が5万9800円、「AXON 7 mini」が3万9800円（どちらも税抜）。
「AXON 7」「AXON 7 mini」は、中国やドイツのイベントで発表されてきたモデル。音、映像、カメラ、ディスプレイなど各方面にこだわったAndroidスマートフォンで、ハイレゾ音源の再生に対応するだけでなく、要となるDAC（D/Aコンバーター）について、高級オーディオプレーヤーなどに搭載される旭化成のDACをどちらの機種も搭載するのが特徴。旭化成のハイレゾ対応DACがスマートフォンに搭載されるのはAXON 7シリーズが初めて。
具体的には、「AXON 7」にはDACチップとして「AK4490」を搭載。高音質録音・再生に対応した統合オーディオチップ「AK4961」も搭載され、アンプ部として駆動する。「AXON 7 mini」には統合オーディオチップの上位製品「AK4962」が搭載され、同チップに内蔵のDACでハイレゾ音源の再生に対応する。AXON 7シリーズへのDACの搭載については、開発時には旭化成が協力したほか、プロによる音質チューニングも行われた。
映像に関連した音響技術では、オブジェクトオーディオの概念を導入した立体音響技術「Dolby Atmos」（ドルビーアトモス）をサポートし、ヘッドホンやフロントのデュアルスピーカーで立体的な音響を楽しめる。AXON 7シリーズは日本で初めて「Dolby Atmos」に対応するスマートフォンになる。
外観デザインはBMWグループのDesignworksとZTEのコラボレーションにより仕上げられた。液晶側のフロントデュアルスピーカー、背面の指紋認証センサー、デュアルSIMデュアルスタンバイ（DSDS）、クアルコムの急速充電技術「Quick Charge」などに対応する。OSは、Android 7.0へのバージョンアップが予定されている。
「AXON 7」はGoogleのVRプラットフォーム「Daydream」に対応する機種（Daydream Ready）と案内、2016年第4四半期中に対応が正式に案内されるとしている。「Daydream」準拠という「AXON 7」用VRゴーグルも開発されているが、日本市場への導入は検討中。
なお、 ハイレゾ再生が可能なフォーマットについて、現時点で詳細は案内されていないが、発表会で展示された端末で試用したところ、FLAC形式で24bit 48kHz、96kHzのファイルは、標準搭載の音楽プレーヤーアプリで問題なく再生できていた。音質は、背景ノイズが少なく、低音域から高音域まで艷やかで力強い印象で、ハイレゾ・ポータブルプレーヤーに比肩する仕上がりになっているようだ。一方、出力は一般的なスマートフォンと変わらないようで、イヤホンでもボリューム位置はやや高めになる。ハイレゾ対応の大型のヘッドホンなどは十分なボリュームが得られない可能性があると思われる。
「AXON 7」主な仕様
「AXON 7」は5.5インチ、2560×1440ドットのAMOLEDを搭載。表面ガラスはGorilla Glass 4。チップセットはSnapdragon 820で、2.15GHzのクアッドコア。RAMは4GB、ストレージは64GB。メインカメラは2000万画素で、光学式・電子式手ぶれ補正、像面位相差AFに対応。インカメラは800万画素。OSはAndroid 6.0。
通信速度はLTEで下り最大300Mbps、上り最大50Mbps。2波のキャリアアグリゲーションに対応し、組み合わせは800（B19）＋1800（B3）MHz。
通信方式と対応周波数帯（バンド）は、FDD-LTEが2100（B1）/1800（B3）/900（B8）/800（B19）/700（B28）MHz。TD-LTEが2500（B41）MHz。
3G（UMTS）が2100（B1）/800（B6）/900（B8）/800（B19）MHz、GSMが1900/1800/900/850MHz。
SIMカードトレイには2つのnanoSIMカードを搭載でき、4G＋3Gのデュアル待受が可能。スロット2はLTE非対応で、microSDカードとの排他利用。
無線LANはIEEE802.11b/g/n/ac（2.4GHz/5GHz）で、5GHz帯はW52とW53に対応する。2x2 MU-MIMOをサポートする。
センサーとして指紋認証センサー、電子コンパス、加速度センサー、近接センサー、光センサー、ジャイロセンサー、ホールセンサーを搭載。GPSはGPS、A-GPS、Glonass、Bei dou（北斗）をサポートする。Bluetooth 4.1を搭載。外部端子はイヤホンジャックとUSB Type-C（USB 3.0）。
連続待受時間は3Gで約300時間、連続通話時間は約800分。バッテリー容量は3250mAhで、Quick Charge 3.0をサポートする。大きさは約151.7×75×7.9mm、重さは約175g。ボディカラーはイオンゴールド、クオーツグレー。
「AXON 7 mini」主な仕様
「AXON 7 mini」は5.2インチ、1920×1080ドットのAMOLEDを搭載。表面ガラスはGorilla Glass 4。チップセットはSnapdragon 617で、1.5GHz×4と1.2GHz×4のオクタコア。RAMは3GB、ストレージは32GB。メインカメラは1600万画素で、電子式手ぶれ補正、像面位相差AFに対応。インカメラは800万画素。OSはAndroid 6.0。
通信速度はLTEで下り最大300Mbps、上り最大50Mbps。2波のキャリアアグリゲーションに対応し、組み合わせは800（B19）＋1800（B3）MHz。
通信方式と対応周波数帯（バンド）は、FDD-LTEが2100（B1）/1800（B3）/900（B8）/800（B19）/700（B28）MHz。TD-LTEが2500（B41）MHz。
3G（UMTS）が2100（B1）/800（B6）/900（B8）/800（B19）MHz、GSMが1900/1800/900/850MHz。
SIMカードトレイには2つのnanoSIMカードを搭載でき、4G＋3Gのデュアル待受が可能。スロット2はLTE非対応で、microSDカードとの排他利用。
無線LANはIEEE802.11b/g/n（2.4GHz）。センサーとして指紋認証センサー、電子コンパス、加速度センサー、近接センサー、光センサー、ジャイロセンサー、ホールセンサーを搭載。GPSはGPS、A-GPS、Glonass、Bei dou（北斗）をサポートする。Bluetooth 4.1を搭載。外部端子はイヤホンジャックとUSB Type-C（USB 2.0）。
連続待受時間は3Gで約300時間、連続通話時間は約1200分。バッテリー容量は2700mAhで、Quick Charge 2.0をサポートする。大きさは約147.5×71×7.8mm、重さは約153g。ボディカラーはイオンゴールド、クオーツグレー。
