インタビュー
2021年、iPhoneケースのトレンドに変化は? UNiCASE東急プラザ表参道原宿で聞いてみた
2021年12月28日 00:00
「iPhone」は、豊富なアクセサリー製品を組み合わせることで楽しめることも特徴だ。そして、そうしたアクセサリー製品の売れ行きや新製品の動向を見ると、iPhoneがどう売れて、どう使われているかも見えてくる。
今回は本誌でもお馴染みのスマホアクセサリー専門店、UNiCASEの東急プラザ表参道原宿店で、今シーズンの市場動向などについて聞いてみた。
・UNiCASE東急プラザ表参道原宿
https://unicase.jp/campaign/campaign_0604.html
ケース類で強いのは「ブランド」
人気商品として、今シーズンも、女性向けでは有名ブランドの商品に支持が集まっている。
たとえばケイト・スペードのケースはクリアベースに白とシルバーなど落ち着いた色合いの製品が多く、落ち着いたデザインで手に取りやすいようだ。
・kate spade
https://unicase.jp/iphone-goods/case/81713.html
・【iPhone13 Pro ケース】Cross Body Case for iPhone13 Pro (beige)
https://unicase.jp/iphone-goods/case/78076.html
数年前まではフリップタイプが人気だったスマホケース。しかし最近では、背面のみのジャケットタイプが主流になりつつある。その一方で、フリップも備えつつ、大きなストラップをつけ、バッグのように肩から提げられるケースも人気だ。
肩掛けタイプとも呼ばれる、このジャンルの製品は、ケース下側の左右両端、ないし中央にストラップを取り付ける金具がある。そこにストラップを繋げて使う。
カバンやポケットに入れてスマホを持ち運ぶ場合よりも、身の回りのアイテムとして人の目に触れやすいだけに、カバンのようなしっかりとした意匠が多い。サイズ感としては、背面タイプやフリップタイプよりも、大ぶりではあるが、カバンのようなアイテムとして持ってみると、むしろコンパクトで軽快さを感じさせる。ポケットもあり、何らかのカードを入れておけるので、「スマホ+α」といったかたちで、ちょっと外出する際にちょうどいい。
肩掛けタイプのUNiCASEオススメアイテムのひとつは、「Teshe」というUNiCASEオリジナルシリーズだ。
こちら、短い辺のほうにストラップを取り付けられる「Teshe light flip case」と、長い辺のほうにストラップを取り付けて横に提げる「Teshe basic flip case」の2種類がある。
・【iPhone13 ケース】Teshe light flip case for iPhone13 (brown)
https://unicase.jp/iphone-goods/case/78162.html
・【iPhone13 ケース】Teshe basic flip case for iPhone13 (gray)
https://unicase.jp/iphone-goods/case/78167.html
いずれもジッパーが用意され、大きくてマチもあるポケットと、カードなどを挟める薄いポケットがある。ちょっとランチに行くならコレだけでOK、と言うような使い方のできる製品だ。キャッシュレスが当たり前になってきた今、ジッパー付きポケットはコインを入れるだけではなく、ちょっとした小物入れとしても便利に使えそう。
男性に人気のアイテムというのが、定番のゼロ・ハリバートンとのコラボケース。
今シーズンは、シルバー1色のみとはいえ、「iPhone 13 Pro Max」向けのケースもラインアップされている。
・【iPhone13 Pro Max ケース】ZERO HALLIBURTON Hybrid Shockproof Case for iPhone13 Pro Max (Silver)
https://unicase.jp/iphone-goods/case/78283.html
どのiPhoneが人気? 13/13 Proがツートップも、miniシリーズも伸びる
新旧、そして大小と幅広いラインナップが店頭にならぶiPhoneだが、そのケースとしては、どのiPhone向けケースが人気なのか。
UNiCASEによれば、モデル別の売れ行きでは、「iPhone 13」と「iPhone 13 Pro」がツートップ状態だという。両機種発売直後の段階では、特に「iPhone 13 Pro」のほうが人気だったが、その後は「iPhone 13」向けケースが人気となり、今はほぼ同等という。そこに「iPhone SE(第2世代)」や「iPhone 12/12 Pro」向けのケースが続く。
ちなみに昨年、2020年に登場した「iPhone 12」と「iPhone 12 Pro」は、カメラ部周辺も含め、形状が同じだったため、ケース類も共通したものだった。一方、「iPhone 13」と「iPhone 13 Pro」は、「iPhone 13 Pro」のほうがカメラ周辺が大きい。つまり、それぞれのケースがラインアップされており、UNiCASE店頭でも、もちろん別の棚に分かれている。とはいえ、購入時にはちょっと注意してみよう。
また、「iPhone 12」と「iPhone 13」、そして「iPhone 12 Pro」と「iPhone 13 Pro」でもケースの互換性はない。基本的なサイズはほとんど同じなのだが、側面のボタンの位置が少し違うのだ。
ちなみに「iPhone」のなかでも、“mini”と冠するモデル向けのケースについては、以前はそこまで多くなかったそう。しかし、今年は「iPhone 12 mini」が値引きされて販売されていること、そして「iPhone 13 mini」と比べたときに機能面で大きな違いがあまりなかったことといった要因が影響したのか、「iPhone 12 mini」向け中心に、mini向けケースの売れ行きが伸びているという。
・【iPhone13 mini/12 mini ケース】Clutch Ring Case for iPhone13 mini (brown)
https://unicase.jp/iphone-goods/case/78141.html
「iPhone 13 mini」ではカメラ周りが少し大きくなっているものの、「iPhone 12 mini」とサイズはほぼ同じで、ボタンの位置も変わっていない。このため、iPhone 13 miniのケースをiPhone 12 miniでも使える場合がある。ただしその逆では使えない。
このほか、iPhoneのなかでも画面がもっとも大きな「Max」シリーズは例年、アーリーアダプター層に人気のモデル。つまり、発売されると、すぐ購入というユーザーが多く、ケースも発売直後の時期は人気が出る。その状況も落ち着くとのことで、今回取材した時点では、売れ行きとしてはminiシリーズの下になるという。
一般的に、Maxシリーズ向けのケースは、ほかのiPhoneと比べて、ややバリエーションが物足りないことがある。ケースを着せ替えして楽しみたい人にはMaxはややオススメしにくかったりするのだが、それでもUNiCASE店内にはMaxモデル専用の棚が用意されており、今年は「iPhone 13 Pro Max」向けにゼロ・ハリバートンのケースが登場している。ケースを探している人には、ぜひUNiCASEの店舗を訪れることをオススメしたい。
カメラ保護フィルムへの注目高まる
今シーズン、UNiCASEでは、iPhoneのカメラ部を保護するフィルムの人気が伸びているという。この種の製品は、特徴的な「正方形のカメラ部」を搭載するようになったiPhone 11シリーズあたりからポツポツと登場していたが、iPhone 13シリーズが出てからは一段と伸びているのだとか。
iPhone 13 Pro/13 Pro Maxはカメラが強化された。メインカメラでセンサーが大型化し、望遠カメラの倍率がアップしたことで、カメラ周辺が大きくなり、レンズも目立つようになった。こうして進化、大きくなったカメラのため、保護フィルムが売れているようだ。
とくにiPhoneのProモデルはレンズの縁が鋭利で硬いステンレスなので、そのままだと、ほかのものを傷つけやすい。筆者もiPhoneのレビュー時にiPhone 13シリーズを雑に卓上においていたら、iPhone 13 miniのディスプレイに傷がついて大いに凹んでいる。気になる人は、レンズ保護フィルムを使うのがオススメだ。
また、取材時点では未発売だったが(そろそろ店頭には並んでいるはず)、ストラップホールのないケースにストラップをつけるための「“Smart” POP Strap」が、UNiCASEで初めて取り扱われる。
こちらは、Lightning端子のため開けられたケースのホールを利用し、ストラップ用の金具を追加するというアイテム。「“Smart” POP Strap」はネックストラップも付属し、金具やネックストラップ自体のデザインもいい。
・”Smart” POP Strap FROSTY edition (ブラック/グレー)
https://unicase.jp/iphone-goods/sundry/85806.html
iPhone 12シリーズで導入されたMagSafe関連では、UNiCASE店頭で、先頃発売されたばかりのMagSafeマウントがラインアップ。これは、ゴリラポッドでお馴染みのJOBYによる製品だ。充電機能はなく、シンプルにiPhoneを固定するもの。筆者は、同じメーカーのウォールマウントの方を台所で作業しながら動画を楽しむ際などに活用しており、コレが結構便利だったりする。実はオススメの一品だ。
・JOBY
https://unicase.jp/goods/search_list.html?input_maker_name=JOBY
今年はApple Watchアクセサリーが急伸
Apple WatchやAirPods向けのアクセサリー商品も人気で、UNiCASE店頭でもラインアップが拡充されている。
・Apple Watch
https://unicase.jp/AppleWatch/?input_order=1#goods_list
とくにApple Watch向け商品の売れ行きは非常に伸びているという。これは昨年発売の廉価モデル、Apple Watch SEの影響が大きいとのことだ。筆者の個人的な印象としても、この1年でApple Watch着用者を見かける機会がかなり増えたと思う。
Apple Watchのアクセサリーと言えば、やはり印象をガラッと変えられるバンドが面白い。iPhone以上に人の目につく機会が多いので、バンドのデザインにこだわることは重要だ。アップル純正のバンド製品も種類は豊富だが、サードパーティ製品は安価なことはもちろん、純正にはないユニークなデザインが選べるのもメリットだ。
・【Apple Watch SE/Series6/5(44mm) バンド】クリアバンド (クリア)
https://unicase.jp/iphone-goods/band/79107.html
たとえば、クリアバンドは、バンドもケースも透明というユニークな製品だ。涼しげなイメージからか、夏場によく売れたという。このほかちょっと目を引くアイテムとしては、ベッコウ風のバンドがある。こちらも人気のアイテムだという。
iPhoneケースに比べると製品バリエーションはそれほど多くないが、それでも選びがいのある物が揃っているし、これからも伸びそうなジャンルだ。
Apple Watchのバンド製品、実はプレゼントにもピッタリだ。Apple Watchのバンドは、サイズが2種類あるものの、取り付ける部分は初代モデルから現在まで同じ仕組み。今後も使い続けられる可能性が高い。付け替えも簡単だし、保管に場所も取らないので、何本持っていても楽しめるものだ。
Apple Watch以外では、AirPods向けのアクセサリーも増えている。AirPodsのケースは持ち歩く必要があるが、ケース自体もそれほど大きくなく、ストラップホールなどもないのでカバンの中でも行方不明になりやすい。そこでストラップホール付きの“AirPodsケース”のケース、というアイテムが注目を集めた。
・【AirPods Pro ケース】Liquid Glitter AirPods Case (White/Clear)
https://unicase.jp/iphone-goods/case/85890.html
AirPods向け製品のバリエーションも増えていて、ディズニーやポケモンなどのデザインやブランド製品も登場している。
・AirPodsケース
https://unicase.jp/airpods/case/?input_order=1
貼り付けサービス付きフィルムにはiPad mini(第6世代)向けも登場
UNiCASEというと、一部のディスプレイフィルム製品には、店頭での貼り付けサービスが無料で付属する。iPhoneだけでなく、iPad向けのフィルムも貼り付けをやってもらえる。
・【iPad mini(8.3inch)(第6世代) フィルム】anti-glare film set
https://unicase.jp/iphone-goods/film/83900.html
他店だとフィルム貼りサービスそのものが有料で提供されていることもあり、「フィルムを買ったら、貼るところまで無料でサポート」してくれるのは嬉しいポイント。タブレットのフィルムは少し角度がズレただけでも目立ってしまう。よほどフィルム貼りに自信がない限り、自分でやらずにUNiCASE店頭に行くことをオススメしたい。UNiCASE店頭でのフィルム貼りサービスは、ものすごく速いし、綺麗だし、精度も高いのだ。
・フィルム貼りサービス
https://unicase.jp/campaign/shop_film.html