【ワイヤレスジャパン2012】
会話を抽出して3D空間が共有できるドコモの体験型展示


3Dライブコミュニケーションシステム

 NTTドコモのブースでは、体験型展示が人気を集めていた。「言葉がカタチになる新感覚コミュニケーション 3Dライブコミュニケーションシステム」と題し、ドコモのクラウドサービスを活用した体験コーナーが展開されていた。

 「3Dライブコミュニケーションシステム」は、動画の音声チャットなどでコミュニケーションをとっていると、話し言葉の中からキーワードを抽出し、画面上にキーワードのバルーンを表示し、バルーンをタッチすることでバーチャル空間上でさまざまな体験ができるというもの。

 デモでは「沖縄美ら海水族館」というキーワードから、バーチャル空間上で同水族館にアクセスし、手元のタブレット端末をカメラ代わりにして水族館の様子を360度見渡せる。音声でコミュニケーションをはかりつつ、各々が自由にタブレットを動かして周囲の状況を確認できる。バーチャル空間上には情報が点在し、タッチすると新たな情報にアクセスできる。「沖縄美ら海水族館」では、海の生き物にタッチすると生物の詳細な情報が確認できる。

 ドコモでは、体験型学習システムや、観光地や商業施設、アミューズメント施設などへの展開を想定して、研究開発を進めていく。

バーチャル空間上の「沖縄美ら海水族館」タッチすると魚の説明が表示される
こちらは古い町並みを再現したもの総務省総合通信基盤局長の桜井俊氏も講演後に体験していた
2者の動画チャットの様子概要

 




(津田 啓夢)

2012/5/30 15:48