【Mobile World Congress 2013】

BlackBerry最新モデル披露、単3電池携帯などユニークモデルも

 Mobile World Congressの会期に合わせ、バルセロナではさまざまなプレス向けのイベントや発表会が開催される。プレスイベント「ShowStoppers」では、最新OS「BlackBerry 10」を搭載したスマートフォン「BlackBerry Z10」が披露された。

 カナダのResearch In Motionは、「BlackBerry 10」の発表とともに、社名もBlackBerryに変更し、社名とブランドの統合を図る道を選んだ。「ShowStoppers」の会場では、LTE対応のフルタッチ型スマートフォン「BlackBerry Z10」のタッチ&トライコーナーが用意されており、高い注目を集めていた。

 また、単3電池1本で動作するGSM方式の携帯電話「SpareOne」のブースも盛況だった。「SpareOne」は、災害などの緊急用電話や、車の中に備える非常用連絡手段などとして活用できるプリペイド型のGSM携帯電話パッケージ。15年間に渡ってチャージを維持する。

 最新モデルとなる「SpareOne PLUS」は、基地局ベースの位置情報に対応し、無料のスマートフォンアプリで「SpareOne PLUS」のおおよその位置が特定できる。また、パッケージが防水処理される。

 ViewSonicのブースでは、24インチのIPS液晶を搭載したAndroid端末「VSD241」が披露されていた。説明員が「もっとも大きなAndroidタブレット」と紹介していたこの製品は、自立型のディスプレイをメインに構成されたパソコンのようなAndroid製品。Android 4.1で動作しており、大きなディスプレイをタッチ操作で操れる。NVIDIA製のクアッドコアCPUを搭載する。パソコンとして利用するほか、一般ユーザー向けのデジタルサイネージや会社受付に設置する端末など、さまざまな利用シーンが想定されているという。

津田 啓夢