【2013 INTERNATIONAL CES】

ポラロイド、Android搭載のレンズ交換式カメラ

iM1836

 米ポラロイドは、Android搭載のレンズ交換式カメラ「Polaroid iM1836」を展示している。Android搭載のコンパクトデジタルカメラは、ニコンやサムスンが製品化しているが、レンズ交換式カメラでは本製品が初めて。

 「iM1836」は、18メガピクセルのセンサーを搭載するレンズ交換式カメラ。レンズマウントはポラロイド独自形式だが、アダプターを使えばマイクロフォーサーズのレンズにも対応するという。本体上部には撮影モードの切り替えダイヤルが装備され、シャッター速度優先やマニュアル撮影の項目が用意されている。ポップアップ式のフラッシュも内蔵されている。フルHD動画撮影機能も搭載する。

 今年の第1四半期に10-30mmのレンズキットが399ドルでアメリカにて発売される。同製品はアメリカのSakar Internationalという企業がポラロイドのライセンスを得て開発したものとなっている。

背面には3.5インチのタッチパネルディスプレイを搭載
上面にはシャッターキーやモードダイヤル、電源キー、ポップアップ式フラッシュ
標準キット同梱の10-30mmレンズ
レンズマウントはポラロイドの独自形式を採用する

 Android 4.1を搭載し、Wi-Fi経由でインターネットと接続できる。背面は3.5インチのタッチパネルディスプレイで、一般的なAndroid端末と同様に、画面に触れて操作できる。ディスプレイの横には、ホームキーやバックキーに加え、カメラやギャラリーのためのタッチセンサー式キーが用意されている。ポラロイドのカメラアプリもあらかじめインストールされており、各種オンラインサービスへ、撮影した写真や動画をアップロードできる。Bluetoothでスマートフォンなどに写真を転送する機能も利用できる。

 展示されていた実機は開発中のもので、OSバージョンがAndroid 4.0になっていたほか、カメラなどの多くの機能はまだきちんと動作していなかった。言語設定の中には日本語も見られたが、日本での発売についてはアナウンスされていない。またサイズなどの細かいスペックも発表されていないが、ブースでは白と黒、赤の3種類のカラーバリエーションモデルが展示されていた。

展示機にはAndroidほぼ標準のUIのままになっていた
展示機はカメラアプリを起動はできるものの正常に操作できなかった
展示機のOSバージョンは4.0.3だった
Androidがサポートするほぼすべての言語が入っていたが、製品版でどうなるかは不明
白いiM1836
黒いiM1836

白根 雅彦