【2013 INTERNATIONAL CES】

ZTE、「Grand S」をアピール

ZTEブース
Grand S

 ZTEは、CES会期初日に発表したハイエンドスマートフォンの新モデル「Grand S」を中心とした展示を行なっている。

 ZTEはもともと基地局やネットワーク側の製品に強く、ネットワークキャリアとのビジネスで成長してきたが、今年からはハイエンドスマートフォンを発売するなど、コンシューマーにおけるブランド力の向上に注力している。それを反映し、CESにおけるZTEブースも、多数の「Grand S」の実機が用意され、体験できる形で展示されるなど、コンシューマーを強く意識した構成だ。

 「Grand S」は、クアッドコアプロセッサや5インチのフルHDディスプレイのハイエンドモデル。大画面ながらスリムなフォルムとなっていて、曲線を使ったシンプルなデザインに仕上げられている。発表会見の直後に取材したため、まだZTEの会見を取材した報道関係者以外に、「Grand S」の存在自体が知られていないタイミングだったが、国内外の市場で数少ない5インチディスプレイの端末だけに、ブース内でのインパクトが強く、来場者の注目を集めていた。

ホームアプリはZTEオリジナルの「MiFavor」を搭載
Grand Sの背面
右側面
左側面
5.7インチ液晶を搭載するP897A10

 同ブースでは小規模ながら「Grand S」以外も紹介されている。発売中の端末が並ぶ中、未発売かつ未発表の「ZTE P897A10」も姿を見せており、実機に触れて試せるようになっていた。この機種は、5.7インチのHD液晶を搭載するスマートフォンで、クアルコムの最新チップセットである「MSM8974」を搭載する。

 このほかにもWindows 8タブレットやポータブルWi-Fiルーターなども展示されていた。

Windows 8タブレット「V98」
STBのような製品のも一部展示されていた

白根 雅彦