【CEATEC JAPAN 2011】
ソニーブース、Xperia PLAYに加えPlayStation Vitaも登場
4K解像度のプロジェクターや3D動画撮影が可能なデジタル双眼鏡など、CEATEC 2011開催直前に大型の新製品発表が相次いだソニー。同社のブースでは、すでに発売済みのものから近日発売予定のものまで、Androidスマートフォン、ウォークマン、電子書籍リーダー、さらには最新ゲーム機まで、ずらりと勢揃いした。
他社がテレビなどのAV機器や省電力関連ソリューションの展示に力を入れる中、ソニーはモバイル機器の展示に比較的大きめのスペースを割いていた。直前に発表のあったデジタル双眼鏡の展示も目立っていたとはいえ、モバイル機器、特にAndroid端末にかける並々ならぬ意気込みが感じられる。
ソニーのモバイル機器の展示ブース | Xperiaシリーズ、ウォークマン、Readerの展示が横並びに |
PlayStation Vitaはやはり人気が高い | ステージでは“楽しむ”をキーワードにさまざまなシーンをソニーの新製品で実演 |
まず、近日発売予定となっている最新のAndroidスマートフォン「Xperia PlAY」が、試用可能な状態で展示されている。通信こそできない状態だったが、「クラッシュバンディクー」や「みんなのGOLF」「がんばれ森川君2号」など、計14個のゲームがインストールされており、実際にプレイして操作感などを確かめられる。その他、Xperia ray、Xperia acro、Xperia arcの各機種も自由に触れる状態で並んでいるが、すでに発売済みであるせいか、立ち止まって見る人は少なめだった。
ホーム画面には14個のアプリアイコンが並んでいた | 開いた状態での裏面 | 閉じた状態での裏面 | 上部に設けられたLRキーとボリュームボタン |
ゲームを起動すると懐かしいPlayStationロゴが表示 | プレイステーション用ゲームの名作「がんばれ森川君2号」のタイトル画面 | Xperia rayより一回り大きめのサイズ | Xperia rayと比べると倍近い厚さがある |
Xperiaシリーズのすぐ隣には、12月10日発売予定のAndroid搭載ウォークマン「Z1000」シリーズが並ぶ。レッドとブラックの各カラーバリエーションが用意され、プレーヤーアプリで動画や音声ファイルの再生など一通りの操作が可能。ヘッドフォンやイヤフォンが接続されており、実際に聴いて音質などを確かめることができる。
さらに、先月発表されたばかりの電子書籍リーダー「Reader」もブラック、ホワイト、レッドの各色を取り揃えた。Wi-Fiモデルのみの展示となっていたが、ダウンロード済みの書籍データをいくつか閲覧できる。16階調のグレースケールの電子ペーパーであるため、画面表示の速度はやはり通常の液晶ディスプレイには劣るものの、書籍のほかに、画像ファイル(JPEG)の閲覧や音声ファイル(MP3)の再生も可能になっている。
電子書籍リーダー「Reader」ブラック | こちらはホワイト | レッドも展示されている | 物理キーはAndroid端末風 |
Readerのマニュアルを表示させた状態 | 右下のメニューキーを押すと、やはりAndroid風のメニューが表示される | グレースケールのJPEG画像を表示させたところ | MP3ファイルも再生可能 |
合計16台ものSony Tabletが並ぶ |
一方、先月発売された「Sony Tablet」も、Sシリーズ、Pシリーズ合わせて16台と大量に展示している。それらを自由に操作できるようになっている横では、説明員がタブレットを持って、近くに設置された大画面テレビとの連携をアピール。DLNA機能を使い、タブレット側で選択した動画や静止画像を、テレビに映し出すデモを行っていた。
自由に触れて楽しむことができる | 説明員がDLNA機能をデモンストレーション |
見たいファイルをドラッグ操作するだけで指定した機器で再生が開始する | 大画面で静止画像を表示 |
最新のゲーム機「PlayStation Vita」も展示されていた |
なお、12月17日発売予定の最新ゲーム機「PlayStation Vita」も登場。実際に試遊可能な状態となっていたこともあり、4台用意されたVitaの前には特別招待日である初日にもかかわらず行列ができるほどだった。
用意されたVitaは4台 | 実際にゲームをプレイできる |
(日沼諭史)
2011/10/4 19:43